キャリアの「想定外」 どう乗り越える?
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人材会社の営業として働きながら、複業でブランディングコンサルタントとしても活躍している安増みゆきさん(40歳)。彼女は32歳まで地元・福岡で充実した毎日を送るも、勤めていた会社が買収されたことにより、ある日突然、東京への転勤が決定。慣れない環境の中でプライドを捨てて仕事に取り組んだ結果、今では複業もしながら「想定以上」の充実した毎日を送っている。安増さんは、どのようにして「想定外キャリア」を乗り越えたのだろうか?
福岡から東京へ、想定外の転勤
「人のキャリアに関われる仕事がしたい」と思い、人材会社の法人営業として、地元・福岡で働いていた安増みゆきさん。「ずっと福岡でキャリアを積んでいくのだろう」と思っていたが、32歳のときに勤めていた会社が買収されたことにより、「想定外キャリア」がスタートした。
「買収によって事業が統合され、勤務していた福岡支社がなくなると聞いたときは、本当に驚きました。でも、その後『東京に転勤』と上司から告げられたときには、さらにびっくり。『この先どうなるのだろう?』と戸惑いました。福岡と東京では、仕事のスピードや規模、やり方が違うだろうと思ったので、いくつもの不安が胸をよぎったんです」
「住み慣れた土地を離れてやっていけるのか」「30歳を過ぎて新たな環境についていけるのか」など、「不安を数えればキリがなかった」という安増さん。しかし、彼女はそれでも東京への転勤をすぐに承諾した。なぜ、不安がありながらも「想定外」を受け入れることができたのだろうか?