注目のあの人の仕事ルール
-
1マスク生活に300万本売れた口紅 開発者のマイルール
-
2竹脇まりな&夫ダーウィン 300万人登録の鍵はチーム
-
3森本萌乃 人間関係悩みなし&ベストな成果を出すルール
-
4PLAZA 大ヒット「地球グミ」仕掛け人の成功習慣←今回はココ
YouTubeなどの動画やSNSをきっかけに多くの注目を集めた「地球グミ」(商品名・トローリ プラネットグミ。以下、地球グミ)。若者からファミリー層まで人気を博し、入荷するたびに即完売する大ヒット商品だ。「地球グミ」をはじめ、国内外からセレクトしたコスメや雑貨、菓子などを扱う「PLAZA」(以下、プラザ)を展開するスタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイル カンパニー バイヤーの松本啓さんと商品開発担当の小泉春乃さんに、ヒット商品を生むための習慣を聞いた。
大ヒット「地球グミ」の仕掛け人
「現在のようなトレンドになるかなり前に、現地のカタログで『地球グミ』を見たとき、ピンときました。絶対にプラザで展開したいと思いましたね。仕入れた当初、トライアル販売として店頭に並べたところ、数時間で完売。その後も入荷したその日に完売し、プラザでは過去最高の販売数を記録しました。ブームになるかもしれないと感じていましたが、ここまでのヒットは予想していなかったです」
こう話すのは、プラザのバイヤーを務める松本啓さん。ヒットの理由を見た目のインパクトだけではなく、グミの中に入っているソースや特徴的な容器など、今までにないユニークな食感と楽しみ方ができる点にあったと言います。
松本さんは「バイヤーとしてヒットを生むには、タイミングが最重要。2、3年後を見据えるぐらいのつもりでトレンドを予測し、商品を探します。仕入れ後、店頭で販売するのは、早過ぎても遅過ぎてもだめ。今だ、というタイミングを見極めるのがバイヤーの最大の仕事だと思います」
一方、プラザで商品開発を担当する小泉春乃さんは、松本さんの業務サポートを担当。SNSでの「バズり」を仕掛け、店舗スタッフにも共感してもらえるような情報配信に力を注いだ。
「私は普段、別注商品やオリジナル商品のパッケージ制作などにも携わっており、販売する商品やブランドの世界観が伝わるような情報の配信を心掛けています。それらが社内でしっかり共有されると、ユーザーにも伝わり、ヒットにつながる。担当する商品のポイントをいくつかピックアップして、ベストな伝え方は何かを考えます」
松本さんと小泉さんは、「日ごろの仕事に対する心構えや習慣がヒットにつながった」と話す。
2人のどんな習慣が、仕事に役立っているのだろうか?