女性管理職137人が伝授!管理職になっても困らない仕事術
各企業で女性管理職が活躍することは、ジェンダーギャップの解消やD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)の推進につながります。しかし、「自分の会社にはロールモデルがいない」「挑戦してみたいけれど大変そう」と思い、管理職になることをためらう女性も少なくないはず。そこで日経xwoman doorsでは、「現在管理職である女性」もしくは「管理職経験のある女性」を対象に、アンケート調査を実施。137人の回答を得ました。
この回答をもとに、上編記事では「管理職になりたかった理由」や「初めて管理職になったときの気持ち」「管理職になる前と後でどのようにイメージが変化したのか」「管理職になってから労働時間と給与がどう変化したのか」などを紹介。具体的なエピソードを交えて、女性管理職のリアルな姿をお伝えします。
◆期間:2022年4月21日~5月22日
◆回答者:合計137人。年齢は24~67歳。そのうち、妊娠中含め子供がいる人が89人、いない人は48人
初めて管理職になった年齢は?
アンケートで「初めて管理職になった年齢」を聞くと、最も多かったのが「36~40歳」(31.4%)、2番目に多かったのが「31~35歳」(16.1%)という結果に。このことから、10年以上キャリアを積み、30代で初めて管理職になるというケースが多いといえます。
「管理職になる前、『管理職になりたい』と思っていましたか?」という質問に対しては、「はい」が35.8%、「どちらかというと『はい』」が25.5%。この2つを合わせると、回答者の半数を超える61.3%が、管理職になることを前向きに捉えていたことが分かりました。
次からは、管理職になりたかった理由や、どういう組織や働き方であれば管理職にプラスのイメージを持つのか、またどんな組織や働き方だとマイナスのイメージになるのか、労働時間や給与の増減などを踏まえてリアルな実態を紹介します。