いつ産む・どう働く
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1「私の産み時はいつ?」正解の探し方←今回はココ
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228歳の選択―令和時代のキャリアと出産、人生デザイン
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3早め出産経験者の葛藤「より仕事で成長したい、でも…」
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4遅め出産経験者の人生巻き返し 経験生かし乗り越える
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5働きながらの妊娠、何が起こる? 助産師さんに聞く
20・30代の女性がキャリアとライフを考えるとき、「子どもを持つか、持たないか」「産むならいつ?」を早くから選択しなければと戸惑うことは少なくありません。この特集では『いつ産み、どう働くのか』を専門家と等身大の先輩女性たちに取材。今回と次回の記事では、自分だけの正解の探し方とそのための戦略を聞きました。
「はっきり言って結婚は何歳でしても構わないと思いますが、出産は漠然と『30歳までには』と思っていました。まだ結婚も出産も予定はありません」(29歳女性)
「30歳で結婚してから毎年、年間の事業計画表が出るたびに『いつ産むか、今年は産めそうか』と迷っていました。結局33歳で出産しました」(37歳女性)
20代から30代。働き始めて数年たち、仕事が面白くなり、責任が大きくなってくるのも感じ、将来のキャリアプランについて考えることが増えてきます。そんな時期の女性にとって気になり始めるのがライフイベント。中でも「長く働き続けたい」と考える女性には「子どもを産むか、産まないのか」「産むとしたら、いつ産むのが正解なのか」は頭を悩ませる問題です。
生物学的に見た人間の妊娠・出産の適齢期は20代といわれ、30代以降は妊娠率の低下や妊娠・出産にまつわるリスクの上昇が進みます。こうした時期がキャリアの形成時期と重なるため、就職、転職、異動、昇進などキャリアの節目に影響しそうな「いつ産む」に多くの女性が思い悩んでいるのです。
さらに、20代と30代では悩みどころも違ってきます。年齢につれてどのように変わっていくのでしょうか。