ライフイベントを前に働く私たちの、頭の片隅にある「産むなら、いつ産む?」問題。自分らしく産む、働くを実践している先輩たちに、それぞれの正解を探すためのヒントを聞きました。
いつ産む・どう働く
いつ産む・どう働く
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1「私の産み時はいつ?」正解の探し方
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228歳の選択―令和時代のキャリアと出産、人生デザイン
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3早め出産経験者の葛藤「より仕事で成長したい、でも…」←今回はココ
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4遅め出産経験者の人生巻き返し 経験生かし乗り越える
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5働きながらの妊娠、何が起こる? 助産師さんに聞く
「いつ産む・どう働く」特集の第3回と第4回は、「20代で出産した」「30代後半で出産した」それぞれのケースを紹介します。今回は20代で第一子を出産した2人の女性が登場。出産・復職の中で経験したもどかしさや焦り、葛藤の中でどのように成長意欲をつないでいったのでしょうか。
キャリアの比較的早い時期に出産を経験したとき、ともすれば感じる焦りやジレンマ。「同期入社の子が昇格したのに、自分は時短勤務のまま。日々モヤモヤを感じていました」「もっと頑張りたい、でも周囲に迷惑はかけたくない」と悩むこともあります。
「育児が大変と愚痴を言いながら早く帰る先輩を見て、ああいうふうには働きたくないと思っていた。自分は部署での経験が浅かったので、育休から復帰したときはとにかく周りに気を使った」という女性も今回の取材でお会いしました。
早めの出産は若さと体力で乗り切れるという利点はあるものの、仕事での実績や経験が十分でないために復職後のポジションが微妙になったり、キャリアアップしていく周囲と比べて停滞感を覚えたりすることもあります。
次のページからは、20代で出産した後、葛藤を経験しながらもキャリアを積んだ2人の女性が登場します。
CASE 1・大西さん
・26歳で第一子出産
・4人を出産、4度の産育休・復職
・4人を出産、4度の産育休・復職
CASE 2・須永さん
・28歳で第一子出産
・出産退職後、再入社。管理職に
・出産退職後、再入社。管理職に