コロナ防衛 “暮らしを守る” 賢い節約と投資術
コロナ禍で在宅勤務や外出自粛を余儀なくされることも増える中、意外に負担になるのが朝昼晩の食事の準備。デリバリーやテークアウトについ頼り過ぎてしまって、食費がかさんでいるという人も多いのではないでしょうか。1カ月の食費を約2万円に抑えているというイラストレーターの奥田けいさんに、その秘訣やお薦めレシピを教えてもらいました。
食事が「悩み」に
会社に勤めている読者の皆さんは、新型コロナウイルス感染拡大前のランチはどうしていましたか。大きく、次のようなパターンに分かれていたと思います。
(2)職場近くの飲食店を利用する
(3)飲食店やコンビニエンスストアなどでテークアウト
(4)お弁当を持参する
ところが、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が増えたことで、バランスの取れた食事を比較的安く楽しめる(1)は困難に。(2)と(3)についても、「外出自体を控えなければいけない」「自宅近くにはテークアウトの選択肢が少なく、あっても割高」などの理由から、「1日3食をどう乗り切るか」に頭を悩ませなければならない事態が発生しています。
生活のメリハリをうまくつけられていないと、買い物に出ることさえおっくうになって、食事のデリバリーサービスなどを使い込んでしまうケースも。(4)を実践していたやりくり上手の人も、同居家族が自宅にいるとなると「自分のご飯は自分で」という仕組みにはしにくく、通勤していた平時と同じようにはいかないという声が聞こえてきます。
今回取材した奥田けいさんは、フリーランスのイラストレーター。現在は夫と娘(2歳)の3人家族です。結婚以前に同居を始めた約5年前から、食費を「月2万円」に抑えて生活をしているのだそう。単純計算では、1日当たり約660円。コンビニ弁当1つ分ほどの金額で、一体どうやってやりくりしているのでしょうか?