コロナ禍で今後の収入不安を抱いている人も多いのでは。先が読めない今、個人でできる生活防衛策とは――。生活費不安を解消し、今すぐできる、賢く暮らしを守る「節約&投資術」をFPや達人に聞いた。
コロナ防衛 “暮らしを守る” 賢い節約と投資術
コロナ防衛 “暮らしを守る” 賢い節約と投資術
日経doors編集部では、新型コロナウイルスの影響でお金の使い方がどう変わったか、読者アンケートを実施。年収や月収の変化は? 支出で減った・増えたものは? コロナ給付金は何に使う? リアルな声を集めました。さまざまな回答を紹介します。
まず、読者(未婚)のお金の平均値を聞きました。
平均年収 407万円
平均月収 31.8万円
平均貯蓄額 471.7万円
平均月収 31.8万円
平均貯蓄額 471.7万円
そして、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言以降、収入の変化があったかどうかを聞いてみました。
月収が9万円ダウン 残業もなくなり
最も多かったのは、「変わらない」と答えた人(42.9%)。約4割は収入に変化がないと回答していますが、次いで多かったのが、「今後減ると思う」と答えた人(19.9%)、「すでに減っている」(18.6%)と答えた人でした。「今後増えると思う」と答えた人はわずか1.2%で、楽観視していない様子が見て取れます。
月収が減ったという人の中には、「一時帰休を余儀なくされて、9万円ダウン」(36歳、サービス、企画)、「担当していたプロジェクトは中止になり、残業がなくなって5万円減った」(30歳、金融、企画)といった声も。
一方で、支出の変化は……
最も多かったのは、約3割の「やや増えた」と回答した人(29.8%)。でも、「変わらない」という人が26.7%、「やや減った」という人が22.4%いるなど、支出の変化については、状況が分かれました。
さて、読者の皆さんは、新型コロナウイルス感染拡大の2020年4月以降、どんな家計簿になっているのでしょうか。費目ごとに具体的に聞いてみました。
【アンケート概要】日経doors読者を対象に実施。今回は、2020年4月28日~2020年6月16日までに回答してくれた読者161人(平均年齢37.2歳)の声を基に構成