4つのタイプ どんな特徴がある?
苦手な人や自分は、どの項目にチェックが多かっただろうか。苦手な人は、自分とは異なるタイプだったのではないだろうか。「タイプ別に該当する項目が同数の場合は『なんとなくこちら寄り』といった解釈でもOK」と斉藤さん。では、それぞれの特徴を説明していこう。
Aが多かった人は…ドライバー(行動派)タイプ
【どんなタイプ?】
ハッキリとした自分の意見を持つ。統率力がある。リーダー特性が高い。
「イエス/ノーを明確にしたいタイプ。効率や成果にこだわり、即断即決する傾向にあります。業務では全体の流れを把握し、テキパキと進める力を持っています」
Bが多かった人は…アナリティカル(思考派)タイプ
【どんなタイプ?】
論理的で、データや数字を重視。細部にこだわることが多い。
「このタイプの人に質問したとき、イエス/ノーで即答はしません。データや数字を重視しながら物事を慎重に検討し、最善策を出します。集団の中では控えめなタイプでしょう」
Cが多かった人は…エクスプレッシブ(感覚派)タイプ
【どんなタイプ?】
ムードメーカー。場の盛り上げ役になることが多い。
「話し好きで、感情表現が豊かで、身ぶり手ぶりが大きな人が多いですね。物事は、直感で決めるタイプ。イエス/ノーもハッキリ意見します。チームでは場を盛り上げてくれ、一体感を好みます」
Dが多かった人は…エミアブル(協調派)タイプ
【どんなタイプ?】
協調性が高い。自分より周りの意見を優先する傾向にある。主役より脇役を好む。
「周囲に協力的。そのため、自分の意見でイエス/ノーを決めるのではなく、周りの意見を取り入れて考えます。常に周囲に配慮しながら、仕事を進めていくタイプです」
後編では、シチュエーションごとに、ソーシャルスタイル4タイプそれぞれの対処法をお伝えします。引き続き、後編「会議やメールで使える 4タイプ別 苦手な上司攻略法」もお楽しみください。
シーウインプロ代表/ふくキャリスクール主宰

取材・文/尾崎悠子(日経xwoman doors)イメージ写真/PIXTA
■コツは相手のソーシャルスタイルに合わせること
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■相手との関係性でソーシャルスタイルが変わることも