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「この人とは相性が合わず、仕事がしづらいな」「上司がいつも怒っているような口調で緊張してしまう」――。あなたの職場には、苦手に感じる上司や同僚はいないだろうか。そんなときに使えるツールが「ソーシャルスタイル理論」だ。人を4つのタイプに分類し、どのように接すればスムーズにコミュニケーションが取れるかを指南する。苦手な相手の「トリセツ」として活用してみてほしい。
「ソーシャルスタイル理論」はコミュニケーションをラクにする
「ソーシャルスタイル理論」とは、米国の産業心理学者であるデイビッド・メリル氏とロジャー・レイド氏によって、1960年代に提唱されたコミュニケーション理論だ。キャリアコンサルタントとして活躍するシーウインプロ代表の斉藤由美子さんが28年間在籍したリクルートグループではソーシャルスタイル理論を学ぶ研修があり、「マネジメントや営業、対人対応など幅広い場面で活用してきました」と話す。
「職場での悩みを聞かれたら、『人間関係』だと答える人は多いのではないでしょうか。しかし、苦手な人や合わない人がいるからと異動や転職を繰り返しては、キャリアアップにはつながりませんよね。
まずは、相手はもちろん、自分を知ることから始めてみましょう。自分を知り、『ソーシャルスタイル理論』を用いて相手に沿ったコミュニケーションを実践してみるといいですね。
どんな人がいてもコミュニケーションを取れる力を身に付けておけば、仕事に集中し、成果アップにつながるはずです。『ソーシャルスタイル理論』を知った後は、受け身になるのではなく、ぜひ積極的な姿勢で行動してみてください」
まずは次の項目の中から、「苦手だと感じる相手」と「自分」はどの項目に当てはまるかをチェックしてみよう。A~Dのうち、数が多いものがその人のタイプになる。
・断定口調で話すことが多い
・相手に意見を否定されると、怒りやすい(腹が立つことがある)
・結論を早々に求める(報告は結論だけ伝えてほしいと思う)
・腕や足を組むことが多い
・メール文面はシンプルで必要最低限の内容なことが多い
・データや事実を重視するほうだ
・メールは丁寧な説明や理由が多く、長め
・一つのことに没頭しがちである
・一人でいることが多く、シャイである
・普段は静かだが、自分のこだわりがあるジャンルの話だとよくしゃべるほうだ
・楽しいことや盛り上がることが大好きで、真面目で硬い雰囲気は苦手
・ポジティブ思考で楽観的である
・身ぶり、手ぶりが大きい
・話が面白く、一緒にいると楽しい(と言われたことがある)
・話がついつい盛り上がって、予定の時間をオーバーしてしまうことがある
・口調はゆっくりで、穏やかで優しい(と言われることがある)
・相手の感情や、場の雰囲気が気になる
・自分が主役になるよりも、周囲のサポートや手伝うことが好き
・自分の意志で考えて動くよりも、他の人の指示で動くことが多い
・相手からの感謝の言葉や気持ちに敏感である