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前編「診断テストで4タイプに分類 苦手な人のトリセツ」では、ソーシャルスタイル理論に基づいたチェック方法で、4つのタイプに分類。タイプごとの特徴を紹介した。後編では、メール、チャット、オンライン会議のシチュエーションごとに、4タイプの攻略法をお伝えする。苦手な相手の「トリセツ」としてタイプごとに戦略を立てれば、もっとラクにコミュニケーションが取れるようになるはずだ。まずは前編で、苦手な相手と自分のタイプをチェックしてみよう。
コツは相手のソーシャルスタイルに合わせること
キャリアコンサルタントとして活躍するシーウインプロ代表の斉藤由美子さんは、ソーシャルスタイル理論を用いたコミュニケーションの取り方について、次のように話す。
「人はコミュニケーションを自分の得意な部分を使って進めがちです。例えば、自分がエクスプレッシブ(感覚派)タイプで、苦手な上司がドライバー(行動派)タイプだった場合。
会議前に場の空気を和ませようと『課長、今日のネクタイの柄すてきですね』と話しかけるも、上司は『そう?』と素っ気ない返事で、さっさと会議を進めていく。そのとき、上司に対して『冷たい人だな』と感じるかもしれません。なぜなら、コミュニケーションの齟齬(そご)が起きているからです。
エクスプレッシブ(感覚派)は、褒められたり、おだてられたりするとうれしく感じるタイプ。一方でドライバー(行動派)タイプは、仕事に関係のない話は無駄話と思っている。先ほどのやり取りでは、『自分が言われたらうれしい話』を相手に押し付けてしまっているんですね。
ここで重要なのは、自分の得意なコミュニケーションスタイルを相手に届けようとしないこと。タイプの違う相手は、それを受け取れません。苦手な相手には、その人のタイプに沿ったコミュニケーションの取り方をしてみると、スムーズに進むのです」
「この人は合わないな」「この上司は苦手だな」と感じるのは、自分と異なるソーシャルスタイルだから。それを知った上で相手のスタイルに寄り添うことができれば、コミュニケーションはもっと上手くいくはずだ。
続いて4つのタイプ別に分けた上司の攻略法と、「メール」「チャット」「オンライン会議」のシチュエーション別対処法を見ていこう。