doors世代のチームリーダー
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6転職に有利 リーダー経験として経歴に書ける意外なこと
社内初のPR担当として手を挙げた女性がいます。彼女はどのようにリーダーシップを取り、広報を立ち上げたのでしょうか。たった一人のPR担当としての不安の乗り越え方や、誰でも今日から使える「リーダーのノウハウ」もご紹介します。
私は自称、「会社の一番のファン」
「この会社のこと、誰よりも大好きなんです!」――急拡大を続ける200名余の企業で、たった一人のPR担当として手を挙げた平川裕美子さん。会社の広報戦略からプレスリリースの作成まで、全てを一手に担っています。
アプリやウェブサイトの運営を支えるReproに入社した平川さんは、当初総務担当。PRや広報に関する知識や経験を持っていたわけでもありませんでした。そんな彼女が、どのようにして自分のポジションを創り出していったのでしょうか。
「そもそもは、私が会社の『ファン』になったことから始まりました」。前職は不動産業界、ITにはまったく縁がなく、当初は自分の会社がどんなサービスを提供しているのかもよく知らなかったという平川さん。そのサービスと周りの社員を知っていくにつれ、そのすごさに気が付いたといいます。「この会社の力になりたい」「この人たちとずっと一緒に働きたい」。そんな思いが日に日に募っていきました。
社内初PRに立候補→後戻りできないよう追い込んだ
そんな時にPR担当を「公募」しようという話が持ち上がります。それまでは、社長がPRを兼務していましたが、そろそろ専任を置こうということに。しかし平川さんはそれに異を唱え、「誰よりも会社のことを知っている私に任せてほしい」とPR担当に立候補します。
「ファンとして、黙っていられなかった(笑)。不安はあったけれど、『やります!』と宣言して、結果として後戻りできない状況に自分を追い込んだのがよかったのかもしれません。そうなったら頑張るしかありませんから」
こうして自らリーダーシップをとり、新しい環境に飛び込んでいった平川さん。とはいえ、PRに関する経験はゼロ。社内にノウハウもありません。立候補したとはいえ、拭い去ることのできない不安も抱えていました。彼女はどうやってその不安を乗り越え、リーダー力を身に付けたのでしょうか?
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また、読者の皆さんが今日から使える「リーダーのノウハウ」をご紹介。今リーダーの人はもちろん、そうじゃない人でも取り入れることができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。