doors世代のチームリーダー
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2今求められるリーダーは有能な人より「関係重視」な人←今回はココ
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3リーダー未経験で部署立ち上げ 「会社が大好き」が武器
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4「考え込むな、動け」新事業を成功させるリーダーの信条
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5新人「それって私がやる仕事ですか」リーダーの答えは?
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6転職に有利 リーダー経験として経歴に書ける意外なこと
もしあなたが今、現場のリーダー、チームリーダーになったら? そもそも、今求められているリーダーとはどんな人? 大手企業で多くの現場のリーダーを育成してきたコンサルタント、折戸裕子さんがリーダー像への「思い込み」を外すとともに、自分らしいリーダー像の描き方とリーダーの心得を教えます。
そもそもリーダーってどんな人でしょうか? 「リーダーシップ」とは「他者を巻き込む力」「他者に対する影響力」を意味しています。では、どんな形で「影響力」を発揮するのが求められるリーダーなのでしょうか。リーダーと言えば、周囲の人たちをグイグイ引っ張っていく、体育会系タイプやカリスマタイプを思い浮かべがちです。
「確かにそういったタイプのリーダーは、メディアに登場するなど目立つことが多かったですね。でもそれはひと昔前の話。今、求められているリーダーは全然違うタイプです」
こう話す折戸裕子さんは、大手通信企業の企画部門や研修部門を歴任。特に研修部門では、数多くの現場のリーダーを育ててきました。
仕事ができて経験豊富な人は、実はリーダーに向いていない
リーダーと言われるとつい「そのチームで一番有能な人、経験豊富な人」がふさわしいのではと考えてしまいます。でも「そういう思い込みは外したほうがいいですね」と折戸さん。違うんでしょうか?
「はい、ひと昔前はともかく、最近はそうではない人のほうがリーダーにふさわしいと考えられるようになってきています」
次のページからは、「有能なリーダー」の落とし穴、時代とともに変わるリーダー像、そして新しいリーダーの心得を聞いていきます。