限られた時間でリターンを最大化するために問われるのがタイパ(タイムパフォーマンス)力です。タイパ力を鍛えれば、やるべきことは効率的に短時間で終わらすことができ、自分の好きなことに時間を割くことができます。そこで、タイパ力の達人のノウハウや専門家の知見をご紹介します。
忙しくても成果を出すあの人のタイパ力
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2006年の創業以来、生産性を上げて効率よく働くワークスタイルを推奨し、企業や組織に対するコンサルティングを実施するワーク・ライフバランスの社長であり、効率的な働き方に関する著書も多数ある小室淑恵さんに、タイパのいい働き方のアドバイスを聞きました。
タイパを上げればワークもライフも充実
企業や組織に対するコンサルティングを手掛けるワーク・ライフバランス社長の小室淑恵さんは、これまでもタイムパフォーマンス(タイパ)を上げられるよう取り組んできたといいます。
「タイパ向上を意識し、苦手なことに割いていたり、効率悪く働いていたりした時間を圧縮すれば、伸ばしたい得意分野の仕事をする時間を増やせます。
例を挙げると、研究が好きで研究職として入社したのに、仕事の約7割を研究以外の雑務に割いている人は少なくありません。最も時間を割きたい業務以外に掛ける時間は、圧縮すべきものです。タイパを向上させた結果として、仮に時間を3割生み出せたとしたら、その半分は本業に充て、もう半分はライフに充てる。新しいコミュニティーに所属してみる。睡眠時間に回して翌日のタイパ向上につなげるなど、さまざまな可能性が広がります。
職場で、成果につながらない緊急度の高い仕事ばかり振られて、雑務に追われているというケースは多いのです。自分にとって好ましい比率に戻すことを意識することはキャリアアップにもつながります」
そんな小室さんのタイパノウハウを余すことなく教えてもらいました。