純ジャパでもOK!最短で英語人材になる
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6グローバル企業の純ジャパ社員、動画とラジオで英語磨く
グローバル化、企業の海外進出、外国人採用――英語を使うシーンは今後ますます広がるばかり。英語力は絶対に必要だと思うけれど、効率よく学びたい。そこで今回は、帰国子女でもなく、長期留学の経験もない「純ジャパニーズ」でも、短期間で英語人材になるノウハウを全力取材。第5回は動画ニュースメディア「ONE MEDIA」の元編集長、疋田万理さん。300万円かけて10カ月の留学をしたことがあるものの全く英語がモノにならなかったそう。そこで一念発起し、英語力磨きをスタート。留学していたときと同じ環境をほぼゼロ円で作り出し、英語を不自由なく使えるように。そんな疋田さんの英語習得法を聞きました。
10分足らずのインタビューでマララさんの素を引き出した
日経doors編集部(以下、――) 疋田万理さんといえば、ノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんのインタビューが話題になりましたね!あのときの動画を拝見すると、ONEMEDIAの編集長としてネーティブのような英語で、マララさんからいろいろなお話を引き出していました。マララさんも打ち解けて、日本食を食べたときアボカドだと思って、わさびを大量に食べてしまったというお話も!
疋田万理さん(以下、疋田) あのときはとても緊張しましたが、10分足らずのインタビュー時間でマララさんの人柄が引き出せるように意識しました。距離を感じさせない英語を使うように配慮しました。
―― まさに英語を使いこなしているんですね。英語でのミーティングも問題ないし、外国人に「バイリンガルだ」と言われたそうですね。
疋田 でも私は帰国子女ではないですし、英語を本格的に身に付けようと思ったのは大学生になってからです。
300万円かけた留学も、ムダになった
父親の勧めで高校時代に10カ月ほどオーストラリアに300万円かけて留学していましたが、そのときは満足に話せるようにならなかったんです。英語でディスカッションなんてもちろんできないし、深い話もできない。オーストラリアから帰国するときに私に何が残ったんだろうと。300万円の投資に対し、期待していたような結果を作れなかったので、悔しい思いだけが残りました。
―― それで英語に取り組み始めたんですね?
疋田 それもありますが、もう一つの理由は自立したいと思ったからです。
もともと父が私に留学を勧めたのは自分が経営する建築会社を私に継がせるためだったんです。ただ、帰国後、離婚していた父には、実は私が知らないもう一つの家庭があることが分かりました。そのときはとてもショックで激しく落ち込んで、うつ状態になり摂食障害も患いました。
ただ、そんなどん底な状況のなかで、もう父には頼れない、最強の人材になる、父や父の会社のためではなく自分のために生きよう、と思ったんです。建築会社を継ぐのはやめて、自分が身に付けたいスキルを磨くことにしました。
―― ただ、留学しても身に付かなかった英語を、どうやって日本で磨いていったのでしょうか?