リーダーたちの情報収集術
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4佐藤真希子 起業家の原石を発掘する投資家の情報収集術
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5情報収集の達人が実践 自分に必要な情報を抽出するワザ
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6「情報を仕事に生かす」どうやる? 達人すごワザ整理術←今回はココ
前回の記事では、情報収集の達人である日経doorsのアンバサダーの3人に、毎日の情報収集ルーティンや心がけていることについて伺った。では、キャッチした大量の情報を、どのように必要な情報に絞り、整理をして、仕事にどのように活かしているのだろうか。そのコツについて話を聞いていこう。
●平岡みほさん
(通信・デジタルマーケティング)
「新聞記事は読み方を工夫しています。TikTokでも仕事情報をキャッチ」
<集めている主な情報>
・通信業界の最新事情
・ポイントや電子決済サービス
・マーケティング関連の情報
・クライアントに合わせたプロモーション、等
●志賀祥子さん
(経営者・コンサルティング)
「情報収集で時間をムダ使いしないためにやらないことを決めています」
<集めている主な情報>
・クライアントや自社業界やサービスの情報
・新規事業や海外のスタートアップ情報
・女性活躍推進、女性のキャリアやワーママにまつわる情報
・グルメ(デリバリー、お取り寄せ、ワイン)
・おうちトレーニングやエステなど美容健康系
●平理沙子さん
(ライター・PR)
「シンガポールに引っ越したばかり。朝イチの情報収集は習慣化」
<集めている主な情報>
・世間のトレンド
・自社サービスについて世間の人々の感想、等
日経doors編集部(以下、――) 自分が欲しい情報をある程度絞ってキャッチしたら、次にその情報を整理する段階になると思いますが、皆さんどのように工夫していますか?
志賀祥子さん(以下、敬称略) 私は集めた情報で特に大事だと思ったものを、メモアプリの「Evernote」とMacに入っていた「メモ帳」にどんどんメモしていきます。どちらもキーワード検索ができるので、「あの情報、どこにあった?」と探すときにも便利ですね。
メモ帳の方は、打ち合わせのメモなど、ちょっとしたことも入れています。一方、Evernoteは情報をある程度整理してから入れています。どちらもファイルにタイトルをつけ、紙のノートがたくさんあるようなイメージ。また、プライベートでは、レシピをメモするのに役立ちますよ。食材で検索すれば、すぐにレシピが出てくるので(笑)。Macで書き込んでも、iPhoneと同期できて、情報を持ち運べるんです。
平理沙子さん(以下、敬称略) 私は、広報のプレスリリースやライターとしての原稿を書くために、情報収集することが多いのですが、つい現実逃避でいろいろなサイトを見てしまうので、PCのメモで「ここは調べたのでOK」「ここは後で1次情報を探す」などと整理しながら進めています。頭が整理されるので、まとめるのもスムーズになりました。あるアプリを使い始めて、このメモが楽に整理できるようになりました。