仕事に生かす! 睡眠マネジメント
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4「朝なかなか起きられない人」の心理学的4つの対策
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5ポピンズ社長・轟麻衣子「毎日8時間睡眠を確保する」←今回はココ
「経営者たるもの、己を知り、常に最高のパフォーマンスを出せるように自己管理しなければならない」という考え方を母からたたき込まれたと話すのは、ナニーサービス(教育ベビーシッター)を手掛けるポピンズ社長の轟麻衣子さん。「昨日また徹夜しちゃって…」と睡眠を削って働くことを自慢げに話す人もまだいるビジネス界で、「私は8時間しっかり眠ります」と潔く宣言する轟さんに、睡眠やオフタイムを大事にする考え方について詳しく聞きました。
学生時代の徹夜で自分の体質を知る
「私はどんなときでも8時間は睡眠をしっかり確保しています」と語るのは、ポピンズ社長の轟麻衣子さん。「何時間寝るかは個人が決めることというのが大前提ですが、私の場合、若い頃は体がさほど丈夫でもなく、学生時代に友人たちと徹夜をすると、翌日は寝不足で片頭痛気味になってしまったんです。その時ぐらいから『私は寝ないとダメな体質』と自覚して、その後は1日8時間の睡眠を守るようにしてきました」
8時間が自分にとってベストな睡眠時間だと分かるまでは、睡眠時間を7時間にしてみたり、9時間に伸ばしてみたりとさまざまトライしたそう。「8時間眠れば体調が万全だというのは自己暗示としても有効です。疲れを感じる時も『今日も8時間しっかり寝たから大丈夫!』と頑張れます」
そんな轟さんにオンとオフの切り替えの大切さを教えてくれたのは、母親でありポピンズ会長でもある中村紀子さん。「会長もずっと1日7~8時間の睡眠時間を取っていたと記憶しています。経営者にとって、体調管理は欠かせない仕事の一つ。産後にちょっと無理をして体調を少し崩してしまい、母から『自分の体調管理はしっかりしておきなさい』と厳しく注意されたこともあります」


