環境が変わったり、思いもよらない壁が立ちはだかったりしたときにどう状況をとらえて、乗り越えていけばいいのか。予想外の困難を克服し、成果を出す秘訣をさまざまな業界で働く女性たちの実例から探ります。
コロナ禍でもMVP どんなときも成果をだす秘訣
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新型コロナウイルスの影響で、結婚式の延期を決めたカップルも多い。中でも海外や国内の旅行を伴うリゾートウエディング業界は、サービスの展開を大きく制限された。そんな中、ワタベウェディングで店長兼受注トレーナーを務める岡田麻衣さんは、逆境の中でも自らの経験と情熱を武器に奮起。厳しい状況でどのように店舗を引っ張り成果をあげたのかを聞いた。
コロナの影響で相次ぐ結婚式の延期
リゾートウエディングを手がけるワタベウェディングは、このコロナ禍で事業を制限された会社のひとつだ。名古屋市の名駅サロンの責任者と受注トレーナーを務める岡田麻衣さんはその影響をこう語る。「コロナの影響が出始めた2月後半から、リゾート挙式を延期したいというご連絡を徐々にいただくようになりました。その後、海外旅行が難しくなる中で、キャンセルという決断をされるお客様も増えましたね」
結婚式自体を控えるべきかと悩む人も増え、来店数自体も減少。4月中旬から5月中旬までは、緊急事態宣言が発出されたためお店が休業し、スタッフは在宅勤務を余儀なくされた。「結婚式の延期やキャンセルが続き、お客様へのご案内もできない。スタッフ間で会うこともできず、メンバーのモチベーション面にも大きな影響がありましたね」と岡田さんは振り返る。