頭打ちキャリアを救う 本気の学び直し
-
1頭打ちキャリアを救う 本気の学び直し
-
2アドビ役員秋田夏実 TOEIC600点からMBA留学
-
3離婚後35歳で韓国留学、リストラ経て書籍25万部突破←今回はココ
-
430代本音座談会 学び直しをキャリアに直結させる方法
-
5元ビリギャル小林さやか TOEFL 大幅アップ学習法
-
6EXILE小林直己 チャンスをつかむため学び続ける
-
7小宮山利恵子「学ぶ人」「学ばない人」ここで差がつく
韓国語学習の書籍を出版し、2021年10月現在で累計25万部を突破しているhimeさん。彼女は29歳で離婚を経験し、33歳で韓国語の勉強を開始。35歳で韓国に留学し、約2年後に帰国して旅行会社に就職するも、39歳のときにリストラで失業。その後ブログを立ち上げ、現在は書籍の出版や韓国製バッグの輸入販売など、多方面で活躍しています。学び直しで人生を大きく変化させたhimeさんに、留学経験を仕事に生かすポイントや、人生のピンチをチャンスに変える秘訣、仕事を生み出す人間関係の築き方などを聞きました。

離婚後33歳で韓国語学習をスタート
プログラマーとして働いていた29歳のときに、4年間の結婚生活を経て離婚したhimeさん。「一人でも生きていけるだけの力を身に付ける必要がある」と痛感した彼女は、それまで後ろ向きだった仕事に真剣に取り組むようになりました。
「20代の頃は、『向いていない』と思いながらプログラミングの仕事をしていましたが、離婚後に人生の指針となるような本を探して書店通いを始めたときに、内館牧子さんの本に出合って。内舘さんは、30歳を過ぎてから会社を辞めて、脚本家として成功した方です。私も内舘さんのように、『自律して生きる女性』になりたいと思い、まずは目の前にあるプログラミングの仕事に前向きに取り組むようになりました」
すると職場での評価が向上し、休日の過ごし方も変化したといいます。「それまでは、飲みに行くことでストレスを発散していましたが、休日はビジネス書を読んだり映画を見たりしながら、1人で有意義に過ごすようになりました」
そして離婚から3年ほどたった頃に、会社の同僚から「韓国映画が面白い」という情報を入手。「2003年に公開された『猟奇的な彼女』という映画の主演俳優、チャ・テヒョンのファンになり、彼の作品を字幕なしですべて見るために韓国語を勉強しようと思ったんです」