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コロナ禍で転職を決意
大手地方銀行で働いていた社会人5年目の橘川令さん(27歳/仮名)。新卒から法人営業として忙しい毎日を送る中、自分の仕事にモヤモヤしていた。
「もともと、地元の中小企業に融資をして『企業を助けたい』という思いを抱いて銀行に入社しました。でも、私が勤めていた銀行は厳しい経営状況で、収益を上げるために、お客さんに保険や投資信託をたくさん売る必要がありました。銀行からお金を借りたいと言っているお客さんに、商品を買ってくださいとお願いすることもありました。ノルマもあったので、つらい状況でした」

【転職前】
・業界:銀行
・職種:法人営業
・仕事内容:企業へ資金の貸し付けや融資の提案
【転職後】
・業界:金融サービス
・職種:事務
・仕事内容:社内研修などの企画、開催に関する事務
志を高く持って入社したものの、自分の仕事に違和感を覚えていた橘川さん。今年のコロナ禍が、転職を踏み切るきっかけになったという。
「緊急事態宣言下でも窓口を開けるために出社していました。仕事柄仕方がないことだとは思うのですが、出社のために電車に乗るのも、営業の仕事で不特定多数のお客さんと接するのも、感染するリスクを考えると、正直怖かったんです」
仕事へのモヤモヤを抱えたままでコロナ禍に突入し、在宅勤務ができない職場環境に不満が募っていった。そこで、橘川さんは3月から本格的に転職活動を始めた。まず、転職エージェントに登録し、4月上旬には今の会社に内定をもらったという。「辞めたいと思っていたので短期集中して頑張りました」
「今の会社は、在宅勤務ができる働き方」という橘川さん。約1カ月という短い期間で、望む働き方をかなえた転職活動のプロセスを教えてもらった。