キャリアを変える 最高の学び
-
1相内優香アナ36歳でMBA取得 早朝番組と大学院両立←今回はココ
-
2東大王林輝幸「1日○時間勉強する」は独学挫折の始まり
-
3MBA、AFP…難関資格を次々取得 超効率勉強法
社会人が働きながら学び直しをしてスキルアップやキャリアアップを図る「リスキリング(学び直し)」に注目が集まっています。テレビ東京の経済ニュース番組『Newsモーニングサテライト』のメインキャスターを務めている相内優香アナウンサー(36歳)も、学び直しを実践した人の一人です。相内さんは2022年3月に早稲田大学大学院を修了し、MBA(経営学修士号)を取得しました。「仕事と勉強の両立が大変で、電車内で突然泣き出すこともあった」と話す相内さんに、MBA取得を目指した背景やその経験がキャリアにどう生かされたのかについて、話を聞きました。
35歳までに力を蓄え、35歳から一気に力を爆発させる
相内優香さんがMBA取得を意識し始めたのは19年、経済ニュース番組『ワールドビジネスサテライト(以下、WBS)』のキャスターをしていたときだといいます。
「池上彰さんと、同年にノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんの対談企画でナレーションを担当したことがきっかけです。吉野さんの『35歳までに力を蓄え、35歳くらいから一気に力を爆発させるべきだ』という発言を聞いて、ハッとしました。
経済キャスターとしてさまざまなチャンスや経験を与えてもらい、仕事には満足していましたが、『経済キャスターとして知見を深めるために、何か行動を起こしたい』という思いもありました。吉野さんの発言を聞いたのは、そのためにMBAを取得するという選択肢もあるのかもしれない、と漠然と考えていた時期でした。当時の私は33歳。私にとって力を蓄えるタイミングは、今だと思ったんです」