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2020年7月の連載記事「コロナ禍 私たちの提言、伝えたいこと」にも登場し、「コロナ禍による危機はチャンスだ」という力強いメッセージを語ってくれた大倉忠司社長。2021年が明けた今、改めて2020年を振り返り、今年への抱負を聞いた。
コロナ禍で会社も社員も強くなった
日経doors編集部(以下、――) 2020年はコロナ禍で前代未聞の1年でした。改めて総括すると、どんな1年でしたか。
大倉忠司さん(以下、敬称略) 新型コロナウイルスと陽性感染者数によって毎月の状況、政府や各都道府県の知事からの要請も変わり、本当に大変な1年でした。鳥貴族は外食産業のなかでも居酒屋で夜間の営業ですから、特に翻弄されたと思います。その半面、危機的な状況だったからこそ、いろんなことを考えられました。従業員も会社も強くなったと思います。
―― 「強くなった」とは、どんなときに感じられましたか。
大倉 もちろん、今までも真剣に会社の将来を考えている社員もいましたが、どこかで「お客さまがご来店くださるのが当たり前」と感じていた社員が多かったと思います。ところが休業要請があり、「ああ、お客さまが来てくださることが当たり前ではないんだ」と。「我々がもっともっと努力をして、焼き鳥でお客さまに感動と喜びを提供しなければ」と、みんなが考えるようになったと思います。
―― 臨時休業の判断も早かったですね。
大倉 そうですね。全国的に緊急事態宣言が出る前の4月2日には全直営店(393店)の臨時休業を決めました。4月の売り上げはほぼゼロになりますが、従業員には「給与は100%保障するから心配しなくていい」とメールを送りました。あのときはとにかく休業・時短営業ともに各都道府県の知事の要請に従おう、クラスターを発生させないのが正しい経営だ、という方針でした。
―― Go To Eatキャンペーンでは、支払額とポイント差額を狙った「トリキの錬金術」(編集部注 予約サイト経由でお店を利用すると、夕食は1000ポイントがもらえる。鳥貴族で1品税込み327円分を注文し、支払い額とポイントの差額を荒稼ぎする人が出た)が問題になりました。