人生100年時代に入った今、自分の将来は自分で守ることが何より大事です。年金や各種給付金、社会保障などに関する「制度」を分かりやすく解説し、doors世代が今こそ始めるべき「アクション」についてお伝えします。
お金の「超・常識」2020年版
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読者の75%が「老後に不安」
少子高齢化が進み、人口減少社会に突入した現代ニッポン。誰もが将来の漠然とした不安を抱えていることでしょう。その中でも大きいのが「老後の不安」ではないでしょうか。
これは若いdoors世代も決して他人事ではないようです。以前、日経doors編集部で実施した「20・30代のお金アンケート」(2018年12月21日~2019年2月28日)で、「お金の不安」について聞いたところ、実に75%の人が「老後の備え」と回答しました。その次が「出産・育児にかかるお金」で42.6%だったことを考えると、老後に不安を抱える人が突出して多いことが分かります。
老後資金といえば、昨年は「年金以外に老後資金として2000万円必要」とされた報告書が金融庁から公表されたことが話題となりました。「老後までに2000万円も貯蓄できるわけがない」「年金は事実上崩壊しているのでは」などと社会的な議論になりましたが、本当に誰もが2000万円も必要なのでしょうか。
「そんなことはありません」と話すのは、『ど素人でもわかる経済学の本』(翔泳社)の著者で、お金の話を分かりやすく解説することに定評のあるエコノミストの崔真淑さんです。
崔真淑さんの解説を、次ページで分かりやすくマンガにまとめています。