Q7 クリーニングのビニールカバーは掛けたまま収納したほうがよい?
1 掛けたままがよい
2 外したほうがよい
3 梅雨時は外す
答え/2 外したほうがよい
クリーニングから返ってきた衣類に掛けられているビニールカバー。何となく衣類を保護してくれそうなイメージですが、通気性が悪く、スチームアイロンなどの湿気が残っているとカビの原因にもなるため、外すのが正解です。また、ドライクリーニングの石油系溶剤が蒸発せずに残っていた衣類を着用して、「化学火傷」を負ったという事例も。カバーはすぐに外し、衣類に風を通してから着用するようにしましょう。
Q8 かさばるダウンジャケットは圧縮袋に収納してもよい?
1 収納してもよい
2 収納しない
3 短期間ならよい
答え/2 収納しない
クローゼットで場所を取るダウン。「つい空気を抜いて収納したくなりますが、圧縮するとダウン内部の羽毛が折れ、せっかくの膨らみが減ってしまいます。もし圧縮袋を使う場合は、ダウンがカチカチに硬くなるまで空気を抜かず、軽く手で押さえる程度にとどめましょう」(整理収納アドバイザー・すはらひろこさん)
Q9 畳んで収納していた衣類にシワが付いてしまったら?
1 スチームアイロンを浮かせてかける
2 湯気の残った浴室につるしておく
3 ドライアイロンをかける
答え/1 スチームアイロンを浮かせてかける
「ジャケットやスカートなどシワがついて困る衣類は、できればハンガーにかけて収納するほうがベター。もし、畳んで収納してシワがついてしまった場合は、スチームアイロンを浮かせてかけましょう。ドライアイロンよりも生地を傷めることなく、安心です。入浴後の浴室につるすのも有効ですが、翌朝は風を通して衣類の湿気を飛ばしましょう」(すはらひろこさん)
Q10 冬物の羽毛布団。収納する前に、しっかり天日干しするべき?
1 干すべき
2 干すよりも風を通すべき
3 干さない
答え/2 干すよりも風を通すべき
普段、洗うことの少ない羽毛布団。「せめてしっかり干したい」と炎天下の日に布団干しをしている人もいるのではないでしょうか。でも、実はこれはNGなんです。「直射日光に長時間当てると、布団を包んでいる生地が傷んでしまいます。羽毛布団を干すなら真夏の炎天下よりも、晴れて湿度の低い日に風を通すようにしましょう」(すはらひろこさん)
文/三浦香代子 取材協力/エステー 写真/PIXTA

収納環境プランナー、一級建築士、インテリアコーディネーター。個人宅カウンセリングや整理収納アドバイザー認定講座講師を務める。共働き経験を生かした合理的なアイデアが好評。All About収納ガイド歴12年。著書・監修書多数。新著は「シンプルに暮らす無印良品で片づく部屋のつくり方」(エクスナレッジ)