毎日の買い物をメモ
買ったものと金額をメモ。その費目の月間予算の残金も記入する。予算をオーバーした場合は「赤」と書き、翌月はその分、“マイナス予算”を設定。レシートは書き写した後も1週間分取っておく。
・毎日書くこと
【内訳】美:美容・服飾費、外:外食費、交:交際費、自:自己投資費
【使った金額】残:予算の残金
・月末に書くこと
・1カ月の支出の合計
・費目ごとの残金
マイナスの場合は[赤]と記入
レシートの見直し
赤字が多い人は、週末にレシートと手帳を見直して、1人反省会を! 浪費したと思うものに×を付け、出費の傾向を分析して、あらかじめ対策をとることで徐々に無駄遣いをなくしていこう。
無駄遣いをチェック
週末に1週間分のレシートを取り出し、無駄遣いだったものに×を付ける。同様に手帳の該当項目にも×を。財布にポケットが複数あれば、1日分と1週間分のレシートを分けて入れておくと便利。
どの費目に×が多いかを把握する
×の付いたレシートを並べ、美容・服飾費や交際費、食費など、どの費目に×が多いかをチェック。スケジュールも見ながら理由を分析してみよう。
無駄遣いを減らすマイルールを作る
無駄遣いの傾向が分かったら、“2週間はお店に行かない”など、「つい買ってしまう」誘い水を断つ方法を考えよう。
・服飾費を減らしたい人は---お店に寄る回数を減らす
・交際費を減らしたい人は---1カ月の会食の回数を決める
・買い物全般を減らしたい人は---DM送付を断る、ポイントカードを作らない
FP井戸さんの手帳を拝見!
「ついスイーツを買い過ぎてしまうので、こまめに出費を記録します」と井戸さん。無駄遣いしたと思ったら、赤いペンで記入。毎日の体重や体脂肪率も記す。「健康と節約のために、スイーツの買い過ぎ・食べ過ぎを戒めます!」
1. 体重、体脂肪率、睡眠時間、ヨガの時間、ウオーキングの時間をピンクで記入。
2. スケジュールはシャープペンシルで書く。
3. 買い過ぎたと思うものは赤で記入。
4. 無駄遣いしなかったときはシールを貼る。

社会保険労務士・FP
井戸美枝事務所代表。講演のほか、TVやラジオなどへの出演を通して資産運用やライフプランについてのアドバイスを行う。経済エッセイストとしても活躍。『ズボラな人のための確定拠出年金入門』(プレジデント社)など著書多数。
取材・文/西門和美 写真/小野さやか
日経WOMAN2015年11月号掲載記事を転載。情報は記事執筆時に基づき、現在では異なる場合があります。