丁寧さだけにこだわらず、効率も考えて仕事をしよう
丁寧な仕事を心掛けるのは悪いことではありませんが、それだけに固執するのは避けたいもの。今までにも、「社内メールの“お疲れさまです”はなくす」とか「PowerPointをムダに駆使しない」など、やめるべきことをいろいろとお話ししてきました。これらと同じように、遅い時間のメールや先方への不要な訪問もやめてしまってはいかがでしょうか?
会社の体質などもあるので、急に改善するのは難しいかもしれません。でも、残業を良しとしないこのご時世、これらのやり方を一度、見直してみることも大切だと思います。

◆いちいち客先に訪問しない
◆訪問するか否かは、目的や真意を確認して判断する
◆丁寧な対応だけにとらわれないように
やる子 「遅い時間のメールで、ブラック企業に思われることもあるんですね……。どちらかというと、頑張っているアピールだったんですけど」
すずまり姉さん 「そんなアピールがしたいなら、もうちょっと別の方法を考えなさいな。ま、やる子が頑張っていることは十分分かっているから、も~んだ~いないさ~♪」
やる子 「おっと、『ライオンキング』ですか。姉さん、酔ってますね。で、バブルごっこって、一体、どんなことするんですか?」
すずまり姉さん 「こうよ、こう」
そう言ってシバケンさんのライターを借り、カチッと火を付けながら店員に声を掛けるすずまり姉さん。
すずまり姉さん 「ちょっとよろしいですかぁ? お代わり欲しいんですけど」
やる子 「え、何ですかそれ……」
すずまり姉さん 「あの時代、ディスコとかではやってたのよ。あ~たも真似していいからね」
やる子 「いや、結構です。楽しさが全然分からない」
そう言って、アラサー世代にはさっぱり分からないバブルごっこを一刀両断し、そっと席を立つやる子でした。さて、次回も引き続きムダを省く仕事術をお届けします。やる子のように時短を極めたい方は、乞うご期待!
文/石川由紀子 イラスト/小迎裕美子 写真/PIXTA