こんにちは。「ワークルールとお金の話」の社会保険労務士 佐佐木由美子です。今回は、仕事への取組み方について考えてみましょう。
仕事とどう向き合っているか
突然ですが、ひとつ質問をさせてください。みなさんは、自分の仕事を、毎日どのような気持ちで取り組んでいますか?
今の仕事が大好きで、「ずっとやりたかったこと」だという人もいれば、必ずしも希望する仕事ではなく、様々な理由があって今の仕事をしている、という人もいるでしょう。
1日24時間のうち、その大半を占める仕事にどう向き合うか。これは生活の質を左右する、重要なことだと思います。

一般的に給与とは、労働の対価として使用者が労働者に支払うものをいいます。そのため、「決められた時間、労働力を提供していればいい」という考え方もあるかもしれません。
生活をするためには、確かに一定のお金は必要です。しかし、ただ生活の糧を得るために、自分の時間を引き換えるだけの毎日は、大変もったいない気がします。
仕事との向き合い方を変えるだけで、今までと見える世界が変わってくるかもしれません。
魅力的な女性の共通点
多くの働く女性と出逢う機会がありますが、そこで魅力的だと感じる女性には、一つの共通点があることに気づきました。それは、「プロ意識を強くもっている」ということ。これは、職種に関係ありません。
どのような仕事をしていようとも、その人なりのプロ意識を強くもっていると、なぜか伝わってくるものです。
たとえば、以前、ある地下鉄の公共トイレを利用したときのこと。フロアも鏡もピカピカに磨かれていて、洗面台には小さな花瓶に活けられた花が飾ってありました。私は、その気配りに大変感心し、「プロだなぁ」と感じ入りました。
プロは、何よりも顧客の立場を想い、最高のサービス(仕事)を提供するために努力を惜しみません。みなさんも、どこかで気持ちよいサービスを受けた記憶があるなら、心あたりがあるのではないでしょうか。それを仕事への責任感、という人もいるでしょう。