荷物が多くてバッグが重い、バッグに入れたはずの必要なものがすぐに出てこない──。こんな悩みを抱える女性のバッグは、パンパンに膨れ上がった“おブタバッグ”であることが少なくない。「『これがあると便利かも』『何かのときに必要になるかも』と考えて、実は使わないものを入れっ放しにしているのが原因です」。こう話すのは、自ら断捨離を実践し、断捨離についての著書もある川畑のぶこさん。「断捨離は部屋の片づけだけでなく、バッグの中身を見極めるのにも有効です」。
そこで今回、重さ5.2kgもある編集部Kの“おブタバッグ”を題材に、川畑さんにバッグ断捨離のやり方を教えてもらった。方法は簡単。大切なのは、バッグの中に実際に自分が使うもの、好きなものだけが入っている状態に整えること。そうすると、「バッグ自体が軽くなるだけでなく、気分がすっきりして、前向きになれますよ」。
Before
こんなに入れてました
1. iPad ※新聞(電子版)を読んだり、外で仕事をしたりするときに使用 |
13. イヤホンケース |
After
「バッグ断捨離」3つのコツ
1. それぞれのモノを使うシーンを具体的にイメージする
「今日、これをどこでどんなふうに使うか」と、自分の行動を具体的にイメージすると、本当に必要なモノだけを選びやすくなる。
2. 「何かあったら…」、「念のため」をやめる
“念のために”持っているものは、前回いつ出番があったかを思い出そう。「週に1回も使っていないものは持ち物から外してみましょう」。
3. ポーチがバッグを重くしている犯人かも
ポーチやバッグINバッグのような収納アイテムは、バッグを重くするので購入するときはよく吟味して、なるべく軽量のものを。

断捨離実践者
心理療法家でもある。断捨離を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識し、断捨離メソッドの普及にも取り組む。主な著書に『断捨離アンになろう』(鈴木淳子さんと共著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)など。
写真/小野さやか、スタジオキャスパー
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