女性医師500人アンケートで、4人に1人が「健康維持に効果がある」と答えたのが体幹&筋肉を鍛えるトレーニング。でも、終日のデスクワークで筋肉量は減るばかり…。まずは、自分の今がよーく分かる筋力不足のチェックを!
2分で分かる! 「筋力不足」チェック
LIFE STYLE 編
日常生活のなかの小さな困り事、トラブルに筋肉不足が潜んでいる。当てはまる項目はいくつ?
アクティブな動き、張りのあるボディラインは、筋肉が支えている
つらい肩こりや気になる顔のたるみ。「実は筋肉不足が原因」と整形外科医の井上留美子さん。筋肉にはカラダを引き上げる、基礎代謝を高くする、血行を良くするなどの役割があり、全身の元気とキレイを支えている。ところが「筋肉量のピークは20代半ば。何も運動をしないと毎年1%ずつ低下し40代ではピーク時の20%減になる恐れがあります」。特に大事なのがカラダの軸を支える体幹と、運動不足で急激に減る足まわりの筋肉だ。
カラダの筋肉と顔の張り
体幹には大きな筋肉が集中。この部分の筋力が姿勢を維持してくれるので、意識してキープしたい。また、その動きは連動するデコルテや顔の張りにも影響大。
太りにくいカラダを維持する
筋肉量が多いとそれだけ代謝がアップし、脂肪が燃焼モードに。断然太りにくくなる。
疲れにくく肩こりもナシ!
筋肉が正しく腕を支えると、余分な力がいらず、肩こりにもなりにくい。老廃物がスムーズに代謝され、疲労回復も早い。
筋力が、美しい姿勢をキープ
胴体部分である「体幹」を支える筋力がしっかり働くと、美しい姿勢を無理なくキープできる。
パンプスでもさっそうと歩ける
全身の筋肉の6割が集まっている下半身。筋力があると、きれいに足が上がり、素早く体重移動ができる。さっそうとした歩き方キープの要は、まさに筋肉!
美脚や美肌も筋肉が支える
老廃物が滞りやすい下肢。脚の筋肉を鍛えると、リンパの循環が改善。脚はむろん、顔の血色まで良くなり、むくみも解消!

松浦整形外科 院長
日本整形外科学会認定整形外科医・認定スポーツ医・認定リウマチ医・認定運動器リハビリテーション医。予防医学としてヨガにも着目し、ヨガインストラクターに整形外科理論を指導する。
取材・文/柳本 操
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