1日の運気がアップする秘訣は、前日の夜の過ごし方にあった! 忙しい朝でもすぐにできる、幸せを呼ぶ開運習慣を教えてもらいました。
夜のリセットと朝のアクションで運気上昇
「朝から運を呼び込むには、前日の寝る前の過ごし方が大切」。そう話すのは、約1500年の歴史を持ち、さまざまな厄を払う「八方除(はっぽうよ)け」で知られる神奈川・寒川神社の水谷智賢さん。
「1日の疲れた体や脳を、リセットしてから眠りましょう。緊張を解き、五感を緩めてから眠ることで、翌朝の自分が〝開運しやすい状態〟に変わるはず」。五感を緩める際にお勧めなのが、深呼吸と瞑想だ。「体内に〝良い気〟を取り入れるイメージで深呼吸した後、瞑想で悪いイメージを体の外へ追い出すといい」。時間のない夜は、1日を振り返り、水を飲んで寝るだけでもOK。無理せず、できることから始めてみよう。
翌朝、目覚めた直後はすぐ起き上がらず、5~10分ほど横になったままボーッとする習慣を。「ゆっくり心と体を起こすことで、時間や周囲に流されないようになる」。そして開運行動にトライ。「手をたたく、笑顔をつくるなど、すぐにできることで、運気を引き寄せることは可能。夜からの準備次第で、わずかな朝の時間でも運気上昇のチャンスが生まれま」。今日から早速試してみて!
ライターUが試しました
すぐにできる!習慣にしたい開運テク
忙しい朝でも、一瞬で気持ちが上向きになる! 明日から簡単に取り入れられる開運行動を紹介します。
1. 掃き掃除をする
最も簡単にできるお清め行動のひとつが掃除。「掃除をすることで、風通しが良くなり、運気も巡ってきます。すがすがしい気持ちになるのはいい気が巡った証拠」。
2. 手をぱーんとたたく
神社で神様に拝する際のかしわ手同様、胸の前で手をたたくと周囲の邪気を払う効果があるそう。「土俵際で、力士が手をたたくのも同じ。浄化の意味があります」。
3. 窓を開けて深呼吸する
朝の澄んだ空気を部屋の中に循環させる。新鮮な空気を吸い込むイメージ。目を伏せて、ゆっくり深呼吸を数回行う。下の「開運アクション」に取り入れて毎日の習慣にして。
4. 気になる場所を片づける
モノが整理されず無秩序な空間にいると、運気が滞りがちに。気になった場所を片づけることで、気持ちまですっきり! 心が整う。
5. 草木に水をやる
朝の新鮮な空気を吸いながら水やりをすると、気の流れがスムーズに。「部屋の観葉植物に水を差すなら、窓を開けて行うといいでしょう。ゆっくり深呼吸しながら行うとさらに◎」。
6. 太陽を拝み、感謝する
太陽に向かって自分が今生きていることに感謝を。「日が昇る東の方向へ体を向けて。今あるすべての環境に感謝する気持ちを持って」。下の「開運アクション」に取り入れて毎日の習慣に。
7. 笑顔を作る&大声で笑う
「楽しい気持ちをイメージしながら笑顔をつくって。声に出して笑うとより効果的です」。ネガティブ思考が吹き飛び、開運体質へ。
8. 玄関に塩を盛る
「下界との接点である玄関先に塩を盛ることで、厄除け、場を浄化する効果があります」。朝に盛った塩は、帰宅後にベランダや外にまいてもいい。
9. 目を閉じて良いイメージを持つ
1日の予定を思い浮かべて、うまくいく自分を想像しよう。ネガティブな思いがよぎったら、「フッ!」と声に出し、悪いイメージを断ち切ってから、再び良いイメージを思い浮かべて。

寒川神社
神官
寒川神社(神奈川県高座郡)へ奉職して35年余り。八方除けの御神徳を学び、風水・易学・四柱推命・各種占星術などを勉強し、運命学を構築中。県神職の禊みそぎ指導員。寒川町観光協会元副会長として法人化に携わる。
取材・文/氏家裕子、写真/工藤朋子
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