共働きファミリーの子育て費・教育費は、私たちの親世代とは大きく違ってきました。ファイナンシャル・プランナーの前野彩さんが「教育費の本当の話」を紹介していきます。新著『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』から、一部お届けいたします! 今回のテーマは「誤解しやすい教育費の新ルール」です。
誤解①ウチはお金がないから子どもは産めない

http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/030600062/032800003/
最も教育費がかかるのが中学校。その中学校時代でも、公立なら毎月4万円あれば塾や習い事にも通えます。児童手当を積み立てた200万円があれば、国公立大学の授業料が準備できるので、大学費用も乗り切れます!
誤解②学資保険はほとんど増えない。減るかもしれない

http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/030600062/042300006/
子どもが18歳のときに受け取る「満期金」は、このところの低金利によって、払い込み保険料より少なく「元本割れ」するケースも。教育資金として準備するなら、払った金額より増えているか確かめて!
誤解③きょうだい一緒に私立受験

http://dual.nikkei.co.jp/atcl/column/17/030600062/041700004/
私立学校出身の親や、受験率が高い地域の場合、何となく「ウチも私立」となりがちです。でも、公立と私立の学費の差は総額1000万円以上になることも。きょうだいがいる家庭は、第二子以降の学費も考慮して決めましょう。
奨学金利用の可否は、高校1年生から!

奨学金の申し込みは大学合格後!と思っていたら大きな間違い。日本学生支援機構(旧:日本育英会)の奨学金を、無利子で入学直後から利用したい場合、その申し込みは高校3年生の春なのです(秋の募集は有利子のみ)。そして、無利子で借りるためには評定平均値3.5以上という成績要件も。この成績は申し込み時点のため、高校1・2年生の成績がベースです。無利子奨学金の選択肢を残しておくためにも、高校入学時から子どもに意識させておくことが大事ですね。

子育て家族に人気のFP前野彩さんがズバリ教えます。
親世代とは違う「教育費の本当の話」!
『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール(日経DUALの本) 』
■第1章 子育てって、ざっくりどのくらいお金がかかるの?
■第2章 ウチはどう貯める? どこまでお金をかけられる?
■第3章 ママとパパどう働く? 収入にあった幸せな生活スタイル
■第4章 親世代とは全然違う! 100年人生のお金の新ルール