皆さん、こんにちは、治部れんげです。子どもと話していると、「男女の区分」が私の子どものころより、良い意味で緩くなったように思います。息子が放課後、公園で「ドロケイ」をするとき、男子も女子も入り混じって遊んでいますし、娘からは男の子・女の子両方の話題が出てきます。
男らしさ・女らしさに関する価値観も、自分が子どもだった30年前と今の子を比べると、変わったなあ…と思うことがあります。今日は「女の子らしさの象徴」、ピンクにまつわる話題を扱います。
「ピンクは女子の色」という概念自体、もう古いのか!?
先週末のこと、母校の大学で学園祭があり、家族で行ってみました。このお祭りでは、大学1年生が主体になり、クラス単位で色々なお店を出しています。
まずは「何か、食べよう」とお店を見て回ります。たこ焼き、かき氷、ホットサンド、お団子、カレー……色々な食べ物を売っていますが、同じ店はないようです。「どうしてかぶってないのかな?」「お店同士で調整してるのかな」と話しながら色々見て回りました。お客の呼び込みも活発で、あれこれ買っては食べているうちに、あることに気づきました。
それは、ピンク色のTシャツを着た大学生が多いことです。
ざっと見た印象では、一学年がおよそ30のクラスに分かれていることは、私が大学生だった四半世紀前と変わっていないようです。そして、Tシャツはクラスごとに同じデザインのものを着ています。これも私が学生だったころと同じです。大きく違うのは、Tシャツの色合いでした。
見ると、絞り染め風、濃いピンク色、明るいピンク色、Tシャツにポロシャツと、確認できた限りでも4~5つのクラスはピンク色またはピンク系のシャツを着ていました。学部により異なりますが、男子学生が多い学校で、学生の半分~8割は男子。彼らが様々なピンク色のTシャツやポロシャツを着て、笑顔で食べ物を作ったり売ったりしている様子には時代の変化を感じました。
「ここまでピンクのTシャツが多いのは、ママの学生時代と全然違う……。ちょっと学生の方に話を聞いてみてくれない?」と息子に伝えた後、私は娘を連れて他の店を見ていました。
後で息子に尋ねてみたところ、こんな報告がありました。
