「世界一」だらけのニュージーランド、その魅力は?
実はニュージーランドは、その他の分野でも「世界一」を誇る教育環境が多数ある。
“世界一”その2 「留学生の生活保障に関する服務規程」を世界初で政府が設置
ニュージーランドは、留学生のサポートやホームステイ先の手配、情報の提供などに関して、“Code of Practice for the Pastoral Care of International Students” =「留学生の生活保障に関する服務規程」を世界で初めて設置した国。留学生を受け入れる教育機関は服務規程をクリアして、認定・登録されていなければならない。
例えば、留学生の出席状況をチェックし保護者との連絡を取る、ホームステイ先や寄宿舎が物理的・精神的に安全な環境であるように生活指導担当教員が管理する、学校として教育費等に関する情報開示や、適切かつ正しい宣伝を行うといったように、留学生の学業と安全を守るためのサポート体制が整っているというわけだ。
これも資格庁が管理している厳格なルールなので、留学生の親にとっては、子どもの海外での暮らしに安心できるだろう。(※ニュージーランド資格庁「Code of Practice for the Pastoral Care of International Students」は下記の頁で日本語で全文読めます。
http://www.nzqa.govt.nz/assets/Providers-and-partners/NZQA-CodeJapanese.pdf )

銃規制が厳しい国だから、治安面で安心できる
ニュージーランドの教育環境として親が注目したいのは、日本と同様、厳しい銃規制があるということ。欧米で多発する銃乱射事件が報道されるたびに、子どもを留学させる親としては不安にかられることだろう。「警官が銃を所持していない国」としても有名なほど、銃による犯罪が少なく治安がよいといえる。こういった治安のよさもあり、「住みやすい」「幸福」という視点でも高いランキングを獲得している。
“世界一”その3 最も住みやすい街「教育&活動」分野世界1位 by ドイツ銀行
ドイツ銀行が調査した2017年「最も住みやすい街 Study&Activity分野」で世界一を獲得。
“世界一”その4 「世界幸福度指数」世界1位 by レガタム
英国レガタム研究所が発表する「世界で最も豊かな国」では、prosperity分野で2016年度にニュージーランドが世界一を獲得。
“世界2位”もあります! 「平和度」ランキング世界2位 by 英『エコノミスト』
英誌『エコノミスト』が毎年発表する世界平和指数(Global Peace Index)において、2017年度はニュージーランドが世界No.2に。ちなみに1位はアイスランドだった。
今回はニュージーランドのハイレベルな教育環境と、暮らしやすさを紹介した。次回は、具体的に小中学校への留学情報をお伝えする。
(文・写真/日経DUAL編集部)