日経DUALで2019年2月まで4年間連載し、思わずクスッとしてしまうゆるさで人気を博した「パンダ親父」。その著者の岡山進矢さんと、同じく2019年3月まで「健気なボクと毛無毛なパパ」を連載していたエイイチさんの「パパマンガ家対談」を開催します。連載のきっかけやこぼれ話、フリーランス共働きパパならではの苦労話、子育てや妻との関係などについて、ざっくばらんに話し合ってもらいました。
最終回のテーマは「キャリアにおける日経DUALの連載とは」。人生100年時代、働き方も人それぞれ、流動的なものになってきています。そんな中でこれからのキャリアを考えたとき、連載はお二人にとってどんな意味があったのでしょうか。
「漫画ばっかり読んで!」と叱った親に見せたい
日経DUAL編集部(以下、――) 「人生100年時代」と言われるようになりましたが、ここから先のご自身のキャリアを考えたときに、連載をしたことはどんな意味があったと思われますか?
岡山進矢さん(以下、岡山) 僕は、これからもフリーランスで仕事をしていくことになると思いますが、日経DUALで自分の名前で作品を発表できたことは大きな意味があったと考えています。また機会があれば、ぜひ仕事をさせてもらいたいと思います。
連載の集大成として電子書籍を出せたことも、自分の中ではとても大きな節目になりました。これがまた何らかの形で、次のステップにつながればいいなと思っています。
小さい頃、親に「また漫画ばっかり読んで!」と、1億回くらい叱られました。本になったよって、自慢したいですね。「あれは、このために頑張っていたんだよ」って(笑)。

エイイチ 僕は、まさに子育て中というリアルタイムで、日経DUALに描かせてもらったことが、本当に光栄でした。岡山さんのような架空の話を創るというのはちょっと苦手なんですが、実際に子育てをしている今が、一番リアルを描けるときだと思っているんです。そのタイミングで連載を持てたということが、心からうれしいです。
岡山 エイイチさん、忙しい中、対談にお付き合いくださってありがとうございました。そして日経DUAL読者の皆さん、4年以上の長きにわたり、本当にありがとうございました。今また新しい企画を考えているので、まだまだパンダ親父は終わらない……と思いますが、一つの区切りとしてお願いがあります。本買ってください!
それではまたお会いできることを楽しみにしております。

構成/荒木晶子 イラスト/岡山進矢、エイイチ

