活躍する女性を応援するFOODEX JAPAN美食女子アワードに注目のフローズンフーズが集結
アジア最大級のB to B 食品・飲料展示会FOODEX JAPAN 2020(新型コロナウィルス感染拡大防止のため開催中止)における目玉企画として実施された「FOODEX JAPAN 2020 美食女子アワード~フローズンフーズで活躍する女性応援プロジェクト~」。このアワードは、近年拡大を続けるフローズンフーズ市場と、昨年遂に女性就業者数が3,000万人を突破するなど”活躍する女性”が増加している点に着目し、フローズンフーズで活躍する女性を応援する新たな食文化の創出を目的として実施されたものである。
アワードのエントリー部門は「栄養・ヘルシー」「こだわりの素材」「メニュー提案」「本格グルメ」「スイーツ」の5部門。
100名を超える女性バイヤーや食に対する高い意識を持つ一般女性が審査員として試食を重ね、グランプリ、金賞、銀賞を射止めたのが下の品々。各社のこだわりのフローズンフーズ商品が並ぶ。
◆2020年度のアワード受賞商品◆
「栄養・ヘルシー」部門
グランプリ★もち麦が入った! 梅ひじきおにぎり/日本水産
金賞
★パピコ パピベジ キウイ&グリーン/江崎グリコ
銀賞
★TANPACTアイスバー レモンヨーグルト味/明治
「こだわりの素材」部門
グランプリ
★PARM 抹茶/森永乳業
金賞
★牧場しぼり 味わいミルク/江崎グリコ
銀賞
★野菜ソムリエが選んだミックスベリー/ノースイ
「メニュー提案」部門
グランプリ
★大阪王将 冷やし餃子/イートアンド
金賞
★アイスボックス<グレープフルーツ>/森永製菓
銀賞
★MOW バニラ「ぐるぐるMOW」/森永乳業
「本格的グルメ」部門
グランプリ
★オーマイ具の衝撃 ペペロンチーノ/日本製粉
金賞
★本格炒め炒飯/ニチレイフーズ
銀賞
★ごっつ旨いお好み焼/テーブルマーク
「スイーツ」部門
グランプリ
★ミニカップ「キャラメルホリック」「ロイヤル ジャスミンティー~茶葉・銀毫~」/ハーゲンダッツジャパン
金賞
★フルーツモチクリームアイス みかん/モチクリームジャパン
銀賞
★今川焼(クリームチーズ)/ニチレイフーズ
冷凍食品研究家の西川剛史さんによると、健康意識の高い消費者が満足できるフローズンフーズが急速に増えているという。子どもに健康で安全な食事を与えたいという思いをストレスなく実現できることは、ママやパパにとって大きなメリットだ。「『もちごめが入った! 梅ひじきおにぎり』は食物繊維が豊富で、やさしい味わいが特徴。健康系は女性に支持されやすい商品が多いのですが、このおにぎりは子どもと一緒に安心して食べられますね」

「PARM 抹茶」に使用されているのは高い等級の本格的抹茶。「素材を厳選した際にその価値を保ったまま消費者に届けられるのがフローズンフーズの最大の魅力。上品な苦みまで味わえるこのアイスが、好例だ」

「大阪王将 冷やし餃子」は革命的フローズンフーズと、西川さんは絶賛する。温暖化が進み日本も暑い時期が年々長くなり、熱のこもるキッチンに長居する必要のない火を使わない調理方法が求められている。そんな時代に即し、水で解凍するだけででき上がる、『冷やし餃子』という全く新しい逸品を開発したメーカーの意欲は、確かに興味深い。

「フローズンフーズの急速冷凍技術の高さはいまや世界共通。そんな中、日本の冷凍食品の秀逸さは、その前の工程、つまり、極めておいしい料理を冷凍用に大量生産できる機械や工場づくりです。日本のモノづくりへのこだわりはこの分野でも光り、特に麺類の研究と技術の高さは、パスタですら本場イタリアを超えていると思います」と西川さん。
「オーマイ具の衝撃 ペペロンチーノ」は、そのこだわり抜いた技術に、栄養面でニーズに応える、ブロッコリーやナス、大きめのベーコンなど具のボリューム感が加わり、「グランプリ受賞は納得の結果です」。

デザート部門でグランプリとなったハーゲンダッツ2品も、選び抜かれた茶葉やキャラメルなどの風味が生かされている。素材のよさをそのまま届けているという点で、「PARM 抹茶」と同じくフローズンフーズの特長をうまく利用したレシピだと言う。

料理への苦手意識にさようなら。悩むよりフローズンフーズで有意義な時間を!
国内メーカーはもとより、ここ数年は輸入されるフローズンフーズの品質の向上を実感していると西川さんは話す。「中国産の冷凍野菜なども、急速にレベルが上がり、注目しています」
「料理が苦手なことが理由で家事や子育てにコンプレックスを感じている、特にお父さん方は多い。フローズンフーズを使うことで、ネガティブな気持ちを取り払ってほしい。誰にでも、毎日イチから食事を作ること以上に大切なことはたくさんあるはず」と西川さん。おいしい食事とゆとりを同時に手に入れられるフローズンフーズで、いま以上に充実した家族時間を作ろう。
(取材・文・構成/太田留奈 写真提供/西川剛史さん・日本能率協会 トップ画像/mediaphotos)