使いやすさを優先しつつもシンプルで垢抜けた収納スタイルにファンが多い整理収納コンサルタントの本多さおりさん。この春、2人のお子さんが同時に認可保育園へ入園したとのことで、その暮らしぶりをお聞きしました。「平日はほぼワンオペ」という育児とフリーランスの仕事をどのように両立させているのでしょうか。
整理収納コンサルタント

上の子1歳で「のんき過ぎた、ヤバイ!」と本気の保活を開始
日経DUAL編集部(以降、――) 4月に2人のお子さんが同じ認可保育園に入園されたのですね。本多さんがお住まいの自治体も待機児童が何百人もいて、保育園に入るのが大変そうです。本多さんは2人同時入園に向けて、どんな保活をされたのですか?
本多さん(以降、敬称略) 次男は生後2カ月半、長男は2歳4カ月での入園です。長男に関しては、保活は苦難の道でした。1歳になったころ、そろそろ保育園に入れようかなと思ったら、空きがあるわけもなく、それが1月だったもので、翌年度の認可園の4月入園の申し込みも締め切られていたんです。そこではじめて「のんき過ぎた、ヤバイ!」と思って。自治体から公表される保育園の空き状況をチェックしたり、保育課に足を運んだりと、真面目に保活を始めました。そうこうしている間に、長男が1歳4カ月のときに、第2子を妊娠していることが分かり、「0歳と2歳の同時入園」が目標になったんです。
とはいえ、入園できるまで仕事をしないわけにもいかないので、一時保育を利用して、それ以外の日は手元で面倒を見ながら仕事を再開しました。
その後、1歳10カ月ごろに、たまたま問い合わせた認可外園に空きが出て、預かってもらえることになり、今年の3月までお世話になりました。一時保育と違って、毎日決まった時間に行くので、私も子どもも生活のリズムが整うし、私も仕事の時間を安定して確保でき、保育園のありがたさを実感しましたね。
私はフリーランスですし、上の子は募集人数の少ない2歳児クラスを希望することになるので、例え認可園には入れても2人とも同じところは無理だろうと思っていました。申請書類を書くときも弱気になっていて、家から遠い、競争率の低そうな園ばかり書いていたんです。するとそれを見た保育課の方が、「もっと近くにも保育園があるのだから、書くだけ書いてみたら?」と言ってくれて、地図を見ながら「ここの園も希望してみては?」と提案してくれたんです。
子どもたちが入園した園はそのときに追加で書いた第2希望の園です。家から近いけれどとても入れると思っていませんでした。それでも入れたのは、きょうだいがいることや、長男が認可外園に通ったことで加点されたためかなと思います。保育園に入れるという書類が届いたときは、「入れるんだ」とびっくりしてポカーンとしてしまったのを覚えています。