ライフスタイルに合わせた目のケアを
さらに原田さんは、子どもの目に関して最近気になっていることとして、スマホ斜視を指摘しました。
「斜視というのは、片方の目、または両方の目の位置が、上下左右ズレてしまっている状態のことです。スマートフォン、タブレット、パソコンなどのモニターを見すぎていることで、斜視になる子どもが徐々に増えてきているという報告があります」(原田さん)。
子どもの目の異常は、早期発見、早期治療開始が重要です。そこで、家で簡単にチェックできる方法を教えてくれました。
「子どもの片目をふいに後ろから隠してみてください。その時、子どもが嫌がる場合は斜視の可能性も考えられます。視力が急速に発達する3歳頃が子どもの目にとって特に重要な時期ですので、ぜひ一度試してみて、気になるようでしたら眼科を受診してみることもいいかもしれません」(原田さん)。
現代社会において、こうしたスマホなどによる視力の低下は子どもだけの話ではありません。そこで参加者みんなで、自分がどれくらいスマートフォンと一体化した生活を送っているかをチェックする「スマホロイド診断」に挑戦しました。結果は、会場の半数以上の人がスマホロイ度100%。スマホを見るのが生活の一部になっているタイプと診断されました。そんな参加者に、原田さんは次のようにアドバイスしました。

「目は、モノを見る時にカメラレンズのような役割をしている水晶体の厚みを変えてピント調節しています。近くを見る時は、水晶体を厚くするために毛様体筋という筋肉に力が入り、緊張状態になります。つまり、近くを見ている時ほど、目にはストレスがかかっているのです。そこでご紹介したいのが、近くを見ることが多い現代人のために生まれた『低加入コンタクトレンズ』。このレンズには、近くの見え方を補助する度数がレンズに組み込まれているため、よりラクに見ることができます」
最近、細川さんもこの低加入コンタクトレンズを使い始めたそうで、こんな感想を述べられました。
「私はこれまで、特に目の健康に対して問題を抱えていたわけではなかったのですが、低加入コンタクトレンズをつけ始めてからは、夕方になってもパソコンの画面が見えやすく、非常にクリアなので、今までは気づかぬうちに目に負担がかかっていたということと、コンタクトレンズがサポートしてくれているのだということに気づかされました」
この低加入コンタクトレンズは、大人はもちろん、医師の診断のもと、子どもにも使えると原田さん。ただし、適切な処方の上での使用が必須であると説明しました。
「私たちの生活に密着したコンタクトレンズですが、実はペースメーカーと同じくらい重要な医療機器に位置づけられています。体のケアと同様に、定期的に眼科に行って、自分に合ったレンズ、ライフスタイルに合ったレンズを処方してもらってください」(原田さん)。
こうして幕を閉じたトークセッション。その後は、細川さん、原田さんを交えた交流会が行われ、コーヒーと軽食を楽しみながら参加者同士で話しをしたり、細川さん、原田さんに直接質問をされる方々も多数見られました。


参加者からは、「3歳と1歳の子どもを抱える忙しい毎日、食事作りが面倒になる日もあり、子どもたちの栄養状態に不安を感じていましたが、細川さんの『完璧より続けて』という言葉が響き、あまり頑張り過ぎないでできることを続けてやっていきたいと思いました」や、「中学生になる子どもがコンタクトレンズにしたいと言っているため、今日の話はとても参考になりました。低加入コンタクトレンズにも興味を持ちました」といった感想の声も上がっていました。


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※コンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けてお求めください。ご使用の前には必ず添付文書をよく読み、正しくお使いください。
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取材・文/鈴木友紀 写真/小林大介