元気いっぱいな子どもでも、時にくすぶっていたり停滞気味だったりして、伸び悩んでいるように見えるときもあるでしょう。そんなとき、親はどんなサポートをしてあげればよいのでしょう? 「まずは対策よりも原因を考えて」と話す上町しぜんの国保育園園長の青山誠さんに、幼児によくありがちな停滞の原因と、親がとるべき対応について話を聞きました。

【年齢別記事 保育園のママ・パパ向け】
(1) 「子どもとの時間を楽しめない自分」はダメな親?
(2) 未就学児にも「停滞期」がある 5つの原因と対策 ←今回はココ
(3) 足が遅いのは遺伝? 子どもの運動神経を鍛えるには
(4) 不登校リスクも? 小学校入学までにしたい心と体の準備

「見立て」が一筋縄ではいかないのが子育ての難しさ

 普段は元気いっぱいな子でも、時に「ここしばらく何かと気分も乗っていないし、停滞気味だな」「くさくさした感じが長引いているな」という時期もあるでしょう。親としては、なだめすかしたり、ご褒美を用意したりと、あの手この手で元気づけようとしてみるものの、なかなかうまくいかないということもあるかもしれません。

 子どもの調子がいまいちで、低空飛行をしていると感じるとき、親はどんなことを気にかけ、どのように対応すればよいでしょう。

 「子どもが停滞気味だと感じるとき、多くの親が『どう対応すればよいか?』と、まず対処法を考えがちですが、対処よりも理由を考えるのが先です」と話すのは、上町しぜんの国保育園園長の青山誠さんです。

 「体調不良で病院を受診すると、医師はまずは問診をしたり、聴診器をあてたりする中で、患者が何の病気なのか『見立て』をし、その上でどんな治療をすべきか『手立て』を考えますよね。

 子どもが不安定なときも同じです。まずは、なぜそうなってしまっているのか、『見立て』をし、その上でどうすべきか、『手立て』を考えます」

 ただし、この「見立て」が一筋縄ではいかないのが子育ての難しさだと青山さん。

 「幼児は言葉で不調の原因を説明してくれませんし、そもそも自分でもなんで不調なのか分かっていないことがほとんどです」

 さらに、親が子どもに直接「何があったの?」「どうしてこうなの?」と聞くことは控えたほうがいいと青山さん。それはなぜでしょう? くわしく聞いていきます。

◆この記事で読める内容
・「刺激の停滞」はなぜ起きる?
・不調の原因を親が決めつけたり、子どもに問いただしてはダメな理由とは
・停滞期こそ「信じて見守る」が大切