これは女がやること、という意識を持たないで育ってほしい

―― 家事についてはどのように分担されていますか?

青木 基本的に私が家事をしています。洗濯物たたみは、私がお願いしたわけではないのですが、自分の係だと思っているみたいで夫がします。料理はできない、と本人も言っていますし、私もあえてしてもらおうとは思いません。

 でも、この間お鍋を作ったときに、最後の雑炊をパパが作ったんです。そうしたら、子どもが「パパが作ったの!」と喜んで。それを見て夫のテンションがあがったみたいで、「もっとやろうかな」と言っていました。夫は関西の人なので、「休みの日にたこ焼きを焼いてやろうかな」と言っていたので、これから料理をする機会は少し増えていくかもしれません。

―― 家事は好きなほうですか?

青木 今日は疲れたから代わって、と言える相手がいたらラクだと思うときはあります。でも、お互いの得意、不得意がある。私ができなくて夫がしていることもあると思います。女だからというよりは、私のほうが料理が得意だからする、という感覚です。

 子どもはよく食べます。お仕事に行くときに置いていけるので、カレーはよく作りますね。今は週3回お弁当作りをしています。ナポリタンを多めに作って小分けにして冷凍したり、ブロッコリーをいっぱいゆでておいたり、作り置きを活用しています。お弁当はきれいにできるとものすごく満足感があるので、楽しいですね。

 上の子は食べるのも好きだし、作るのも好き。だから、子どもと一緒に作ることができる料理を考えています。例えば、春巻きの中身を生肉ではなく、チーズとハムにすると子どもも手伝えるしおいしい。パパの誕生日ケーキも一緒に作りました。

 これからの時代を生きる子どもたちには「これは女性がすること、母親がすること」という意識を持たないで育ってほしいです。やってみて苦手だからやらないのは仕方ないけれど、やったことがないから俺はできない、というのはないのかな、と。

「上の子は食べるのも好きだし、作るのも好き。だから、子どもと一緒に作ることができる料理を考えています」
「上の子は食べるのも好きだし、作るのも好き。だから、子どもと一緒に作ることができる料理を考えています」