この2年間で、幼保無償化や私立高校の実質無償化が始まるなど、子育て家庭を取り巻く子育て費や教育費の事情は大きく変わりました。それに伴い、教育費の準備方法も変わってきています。そこで、無償化後の数字(推計値含む)を踏まえ、全面的に内容を刷新したファイナンシャル・プランナーの前野彩さんの著書『教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール 改訂版(日経DUALの本)』から、一部をお届けします。
公立中高なら1人で月4万円、2人で月8万円
赤ちゃんは何人いても可愛いものですが、現実となると、「もう1人産んでも育てられるかな?」と教育費が気になるご夫婦は少なくありません。
「高校生までで一番お金がかかる時期はいつ、いくらなのか」と、具体的な金額を知り、その対応策を一緒に考えましょう。
下の表を見てください。2歳差できょうだいがいる場合、公立学校に通うひと月の最大教育費の組み合わせは、2人なら8万円、3人なら12万円です。
家計が苦しいから無理かも…と心配になった人は、今の収入だけで考えていませんか? 子どもが中学校に通うまで10年あれば、そのときには給料が上がったり、ママも仕事をしている可能性が高くなります。将来、1人あたりひと月4万円の収入をつくれば、教育費の不安はなくせるのです。

<続き&詳細は改訂版で。書籍ではほかに、こんな関連項目が読めます!>
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◆ウチの教育費のピークはいくら? きょうだい1~4歳差、それぞれの場合でシミュレーション
◆子どもの習い事って、どのくらいお金がかかるの?
◆「子どもができたら学資保険」ウソ・ホント
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