二人目育児で手の抜きどころが分かってきた
夫に気持ちよく家事育児をやってもらうには、「自分と同じクオリティーを夫に求めない」に尽きると思うんです。お互いそうだと思うのですが、「自分ならこうできる」という感情は脇に置いておいて、任せたら一切口出ししない。食器の洗い方、洗濯物のたたみ方が間違っていても、指摘しない、直さない。
これって、子育てにも通じるかもしれないですね。子どもが何かをやっていると「こうしたほうが早いから」と口を出したくなるけれど、失敗をして学んでいくものだから、見守ることは大事。子育てと夫育ては似ているのかもしれないと思います。
普段の家事と子育ての分担は、夫は保育園に行く準備と送り。私は保育園のお迎え→夕食→お風呂→寝かしつけ。夫の休みの火曜日は、お風呂と寝かしつけもやってくれるので、私は夕飯の支度のみ。火曜日は一人でゆっくりお風呂に入れるのが幸せです(笑)。
以前は子どもを早く寝かさなくちゃ!とカリカリしていましたが、次女が生まれてからはだいぶゆるくなりましたね。夫は仕事が早く終わる日もあるので、そういう日は夫が帰るまで子どもたちに起きてていいよ、と言います。帰宅した夫に絵本を読んでもらってご機嫌で寝てくれます。
少しくらい生活のリズムが乱れたとしても、家族が笑顔でハッピーなのが一番と思えるようになりました。

取材・文/中島夕子 撮影/稲垣純也
■3ページ目に「大分の実家」とあったのは、「佐賀の実家」の誤りでした。お詫びして訂正します。(2019年9月3日)