習い事の“モヤモヤ”は 先輩パパママ&専門家に聞け!
「小学校で必修化」背景に一気に増えた
ここ数年、注目度が高まっている習い事に「プログラミング教室」があります。DUAL読者アンケート(2021年1~2月に実施 355人が回答)でも「今注目している習い事」として回答した人は多く、「プログラミングは将来必要なスキルと感じるため」(41歳/自動車・輸送機器/秘書/小1のママ)、「自分で組み立てる、考える力を身に付けたい。ゲームをするだけでなく、作らせて学ばせたいから」(44歳/その他製造/企画・調査・マーケティング/年長と小3のママ)などの意見がありました。
プログラミング教育は2020年度から小学校で必修化されました。「2016年に必修化が決定して以降、大手企業などが次々と参入し、教室数は一気に増えました」。文部科学省プログラミング教育関連各種委員も務め、サイバーエージェントグループで2013年からプログラミング教室事業を手掛ける、CA Tech Kids 代表取締役社長の上野朝大さんは言います。
プログラミング教室には、大手企業が運営するもの、個人経営のものなどさまざまあり、使用されている教材や目標とするレベルもそれぞれ異なります。プログラミングの経験や知識がない親の場合、ピアノや水泳などと比べ、習得度やゴールなどの全体像が見えにくいと感じるケースが少なくないようです。子どもをプログラミング教室に通わせている読者からも、「何をやっているのか、将来役に立つスキルが身に付いているのかが見えない」(45歳/人材サービス/営業・販売/2歳と小3のママ)、「子どもが楽しくやっているのはよいが目標を立てにくい」(52歳/放送・広告・出版・マスコミ/広報・宣伝/小5のママ)といった悩みがアンケートに寄せられました。
多くの親が経験したことのない「未知の習い事」、プログラミング教室。習わせる前に親が知っておきたいことや教室選びの際に注目すべきポイントなどについて、上野さんのアドバイスを紹介します