暮らし方を変えて「ネイチャー育児」実践中
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1山や海…自然豊かな環境を求めて ネイチャー育児
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2自然も、都市型の良さも 2家族の移住スタイル
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3ゆるい二拠点生活 少しの工夫で驚きの親子メリット
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4週末は「海まで30秒」の家 子と遊ぶ二拠点生活←今回はココ
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5ワーケーションで子が成長 都会と地方のW小学校
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6「行きつけ」の場所を持ち、別荘感覚でキャンプ育児
「妥協しなかったのがよかったと思います」。神奈川県三浦郡葉山町の「海まで徒歩30秒」の土地に、自分好みのこだわり抜いたセカンドハウスを建て、2018年6月から念願の二拠点生活を始めた、会社員の堀川拓郎さん。毎週末、小2(8歳)と6歳(年長)と妻の4人で、葉山暮らしをしています。
目的はただひとつ、「お父さんの青春時代を存分に遊ぶ」こと。「お父さん向けメディア『oton+to(オトント)』編集長の布施太朗さんの本に影響を受けたのですが、子どもと本気で遊べる『お父さんの青春時代』は年長ごろ~小学校高学年ごろまでの5~6年間しかありません。その期間を存分に遊び尽くすために二拠点目を探しました」
意外にも堀川さん本人は都会育ち。「東京生まれ東京育ちで、アウトドア遊びが特に得意だったわけではありません」。ところが現在は、海でスタンドアップパドルボード(SUP)や釣りなど親子にとっての新しい遊びを次々と開拓しています。
二拠点生活を開始してから1年半以上がたち、以前はお絵描きや工作が好きでインドア派だった長男は、東京から遊びにきた友人らに「自分の庭」のように海や浜辺を案内し、みんなを率いて岩に上るなどするように。その姿を見た友人家族から「本当にたくましくなったね」と驚かれるほどに成長したと言います。
居住開始までの準備期間はなんと8年間。ここに至るまで、さまざまなトライ&エラーがありました。実体験から導き出した「二拠点生活」の要チェックポイントについて詳しく教えてもらいます。