働き方改革時代の人間関係ストレス乗り越え方
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1自己肯定感の低さの裏返し 6つの行動パターン分析←今回はココ
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2テレワークや人間関係の希薄化 職場ストレス生む?
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3上司「部下が動かない」部下「助けがない」悩み改善
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4ロザン宇治原 職場の雰囲気悪くせずに主張するテク
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5テレワークで抱いた「イヤな感じ」職場のノウハウに
多くの企業で研修を行う日本セルフエスティーム普及協会代表理事の工藤紀子さんは「自己肯定感を高めると、職場の人間関係は良好になります」と話します。なぜ自己肯定感を高めると、周囲の人との関係が良くなるのでしょうか。自己肯定感の低さから起こる行動パターンや自己肯定感を高める方法、職場でよくあるトラブルに対して自己肯定感を下げない対処法を紹介します。
人間関係の悩みをつくり出すのは自分自身との関係が良好ではないから
仕事を人から振られたときに「今、忙しいので無理です」と思わず感情的に反応してしまった、逆に人にお願いしてキレられてしまった、ということはないでしょうか。「そうした反応は、自己肯定感の低さが原因です」と工藤さんは言います。
自己肯定感とは「ありのままの自分を、かけがえのない存在として、好意的・肯定的に受け止める感覚」のこと。自己肯定感が高いと、自分を尊重するのと同じくらい相手のことを尊重できるので、相手からも尊重され、良い人間関係が生まれると工藤さんは説明します。
「自分を信頼し、安心感を持っている状態が心や行動に表れることで、他者に対して好意的で肯定的になれます。これが自己肯定感の高い状態です。
自分に好意的になれず、どちらかというと批判的、否定的だと、他者からも批判的、否定的に見られるのではないかと不安になるので、安心して相手と関わることができないばかりか、相手も自分に対して安心して関わることができません」
自己肯定感の低さを自覚していないことも。自分をチェック!
まずは、自分の自己肯定感をチェックしてみましょう。5つ以上当てはめれば、自己肯定感が低い傾向ということです。

自己肯定感が低いと分かったら、どのように上げていけばいいのでしょうか。繰り返して実践したい5つのステップを紹介します。また、職場に「チェックが当てはまり、自己肯定感が低い」と感じる同僚や上司、部下がいる場合はどうすればいいでしょう。次のページでは自己肯定感の低さによる6つの行動パターンを紹介します。行動の理由を分析することが、人間関係をスムーズにする第一歩です。