働き方改革時代の人間関係ストレス乗り越え方
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1自己肯定感の低さの裏返し 6つの行動パターン分析
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2テレワークや人間関係の希薄化 職場ストレス生む?
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3上司「部下が動かない」部下「助けがない」悩み改善
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4ロザン宇治原 職場の雰囲気悪くせずに主張するテク
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5テレワークで抱いた「イヤな感じ」職場のノウハウに←今回はココ
新型コロナウイルスの感染拡大防止で、最近テレワークを始めた、という人は少なくないでしょう。出社して働くことが当たり前だった職場では、お互いの顔が見えない状態で働くことに戸惑う人は多いようです。休校や休園などで子どもが家にいると、「テレビ会議のときに静かにしてくれるか毎回不安」などの悩みを抱える人も多いかもしれません。
10年間のテレワーク経験を蓄積した企業のノウハウ
この記事では、テレワークで管理職や部下の人が抱えがちな、人間関係に関わる「あるある」悩みに焦点を当てて見ていきます。
「テレワークではコミュニケーションが難しい、会議がやりにくい、などの悩みは、さまざまな企業の方から寄せられます」と、サイボウズのチームワーク総研・シニアコンサルタントのなかむらアサミさん。同社は、2010年から在宅勤務制度という名称でテレワークを導入開始、ノウハウを蓄積してきました。なかむらさんは研修講師として、テレワークなど多様な働き方を採用する職場におけるチームワークのつくり方などを社外の人に教えています。
「テレワークを成功させるには、『制度』『ツール』『風土』の3つが、どれも欠けることなく、車の車輪のようにうまく機能していることが大切です。弊社の場合は『今から仕事します』とグループウエア上で連絡すれば出社扱いになります。そのような社内制度はもちろん、ビデオ会議やチャットなどオンラインの多様な手段で上司や同僚とコミュニケーションが取れる環境が整っていることが成功のための前提となります」
では、下記のよくある悩みについて、なかむらさんに回答してもらいましょう。