ロスジェネ世代の「働く未来」大研究
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1ロスジェネ世代の「働く意識」485人調査の結果を発表
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2原田曜平 変化に強いロスジェネ、消費では令和の主役に
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3ビズリーチ社長「自分で働き方を決める」ことが幸せの鍵
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4ロスジェネ管理職 対等な関係と傾聴でやる気引き出す←今回はココ
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5年下が上司になる日 ロスジェネはアナログ力生かして
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6ロスジェネが目指す道 55歳までに「たこ足型」人材
若者世代は心地よい働き方で現状維持を好む
ロスジェネ世代の中には、管理職としてチームのマネジメントに関わっている人もいるでしょう。記事2本目「原田曜平 変化に強いロスジェネ、消費では令和の主役に」で紹介した通り、今後の社会の変化に対応していくためには、下の世代との付き合い方がカギになります。ロスジェネよりも後に入社したミレニアル世代(1983~94年)、Z世代(95~2003年生まれ)を、どうマネジメントしていけばいいのでしょうか。
なかでも、職場の新人世代に当たるのが「Z世代」(現在18~26歳)です。実際にはいろいろな人がいて個人により異なりますが、大きな傾向としては、「低成長の時代を生きてきたため、頑張って高い成長を目指すよりも、心地よい働き方で現状を維持することを好みます。ワーク・ライフ・バランスという言葉を身近に感じて過ごしてきた世代であり、プライベートのほうが仕事よりも楽しくて大切、という価値観は揺らぎません」。マーケティングアナリストの原田曜平さんは、そう分析します。
一方、仕事に対して高いモチベーションを持ち、「昭和の感覚もギリギリ理解できる」のがロスジェネ世代。異なる感覚を持つZ世代を、どうマネジメントしていけばいいのでしょうか。Z世代の特徴とマネジメントの際の注意点を原田さんに聞きました。
また3ページ目からは、子育てをしながら管理職を務めるロスジェネ世代が、「幸せな組織」をつくり、成果を上げていくために大切な振る舞いについて、慶応義塾大学大学院教授の前野隆司さんに聞いていきます。
