共働きっ子の夏休み2022 充実ガイド
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1夏休みこそ親子ワーケーション!選択肢や企画のコツは←今回はココ
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2子が旅程の一部を企画 濃い学び得られる親子旅コツ
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3夏休み 自由研究の調査兼ねた日帰りお出かけガイド
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4夏休み中の在宅勤務 子どもはオンラインで楽しい学びを
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5夏休み「子どもだけキャンプ」 学びを深めるために
身近になったワーケーション 働く親ならではの不安も
旅先などでリモートワークをする「ワーケーション」が注目を集めています。最近はリモートワークが進んだり、居住地を問わない雇用や週休3日制など、働き方の自由度が高い企業が増えて、会社員でもワーケーションがしやすくなりました。子どもの側も、受験生であっても塾の夏期講習をオンラインで受けられるなど、学び方の選択肢が増えています。旅先で授業に出ることを前提にすれば、塾などの日程に縛られずに予定を組むことができます。
受け入れる地方の側も地域活性化の視点からワーケーション事業が盛ん。各地にコワーキングオフィスが誕生しています。この夏休みは、親子ワーケーションを選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
とはいえ、親が仕事をしている間に子どもをどう過ごさせるか、旅先で仕事の生産性は保たれるのだろうか、といった不安があるかもしれません。そもそも、親子ワーケーションにはどんな選択肢があり、充実した旅にするためには、どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。
親子ワーケーションの企画・運営を手掛けるソトエ代表の児玉真悠子さんと、過疎化に悩む地方と都会の親子、双方の課題の解決策として親子ワーケーションサービス「EduWork Trip」を立ち上げた、凸版印刷情報コミュニケーション事業本部事業戦略本部共創企画部の小出麻由さんに、この夏初めて親子ワーケーションに挑戦する親に対して、アドバイスをもらいました。
自分に合うかどうか、短期で「お試し」がおすすめ
2児の母として自らも毎月のように親子ワーケーションに出かけている児玉さんは「初めて親子ワーケーションに行くなら、日帰りや1泊2日の短期がおすすめです」とアドバイスをします。
「中にはワーケーションが合わない人がいます。いきなり1週間などの長期で挑戦して、合わなかったら大変です。夏休みに長期間行こうと思っているなら、その前に日帰りか1泊でお試ししてみるとよいでしょう。日帰りでも、移動先によっては3時間くらいは仕事ができます。資格やキャリアアップの勉強でもかまいません。その後は子どもと遊ぶ。できそうだと思ったら、夏休みに本格的に計画するのがいいと思います」(児玉さん)
事前にお試しする時間が取れない場合、夏休みに入ってから試すのでも遅くはありません。「子どもの夏休み中であれば、親子で平日に行くことが可能なので、初めの一歩を踏み出しやすいでしょう。その場合は、親の夏休みと合わせて、仕事をする日数は短めに設定するのもいいですね。また、仕事の繁忙期は避け、ある程度余裕のある時期に行うほうが安心です」
以下では親子ワーケーション初心者の親が、知っておくべきこと、企画の際に考えるべきことなどについて具体的に聞いていきます。共働きの読者におすすめの親子ワーケーション先も紹介します。ぜひプランを練る際の参考にしてください。
