共働きっ子の夏休み2022 充実ガイド
-
1夏休みこそ親子ワーケーション!選択肢や企画のコツは
-
2子が旅程の一部を企画 濃い学び得られる親子旅コツ
-
3夏休み 自由研究の調査兼ねた日帰りお出かけガイド←今回はココ
-
4夏休み中の在宅勤務 子どもはオンラインで楽しい学びを
-
5夏休み「子どもだけキャンプ」 学びを深めるために
低学年、高学年問わず、小学生親子を悩ませる夏休みの宿題といえば、一番に自由研究を挙げる人もいるのではないでしょうか。そもそも自由研究のテーマは「自由」なだけに何を選べばいいか迷ってしまうもの。
子ども自身、手早く済ませようと、ネットなどで手軽に行える「調べ学習」でお茶を濁してしまうことがあるかもしれません。
しかし、教育デザインラボ代表理事で教育家の石田勝紀さんは「せっかく貴重な時間をかけて取り組むのだから、自由研究も学びにつなげてほしいと思います。ある原則を持って自由研究に取り組むと、地頭を鍛えることにつながりますし、中学受験に必要な力も自然と伸びていきます」と話します。
そこで、この夏は、半日程度のお出かけと組み合わせての「出張自由研究」はいかがでしょうか。「お出かけ先は単に博物館や科学館だけでなく、テーマ次第では、ディズニーリゾートでも対象になります。大切なのはテーマ設定と問いの立て方。子ども自身がいかに主体的に取り組めるかが、出来上がりを大きく左右します」と石田さん。
事前にある程度調べてから出かけるとしても、テーマと関連する場所に実際に出かけて現物を見たり触ったり、学芸員や現地のスタッフと話したりすることで、知識が深まります。さらに、新たな疑問が出てきてもっと調べたくなったり、別の切り口からも調べてみたくなるなど、探究につながりやすいのも、「出張自由研究」のいいところ。実際に足を運ぶことで子どもの記憶にも刻まれ、一生の財産になる自由研究につながるわけです。
テーマ設定から、お出かけ先での調査方法、印象に残るまとめ方など、一味違う自由研究に仕上げるための、石田さんのアドバイスを具体的にお伝えします。東京から日帰り可能で学びの多い、博物館や科学館など編集部が厳選した13施設・スポットもあわせて紹介します。
