「楽・近・短」習い事&体験のススメ
夏休みを新たな習い事の「種まき」のきっかけに
コロナで長期旅行や帰省の計画が立てられていないのであれば、子どもと一緒に、1日単位でもできるような、さまざまな体験に出かけ、新たな習い事などの「種まき」にするというのはいかがでしょうか。
「ピアノなのか、サッカーなのか、バレエなのか、興味・関心や、向き・不向きは子どもによって異なります。どんな習い事がわが子に向くのかを探る入り口として、習い事の体験レッスンに行ったり、感染対策に気を付けた上で、舞台を観劇したりワークショップに参加したり、さまざまな体験の機会を与えることはお勧めです」。そう話すのは、サイエンス作家で、自身が校長を務めるフリースクール「YESインターナショナルスクール」でも本物に触れる体験を重視している竹内薫さん。
子どもにとって具体的にどんな体験が刺激となり、興味の芽を伸ばすきっかけになりやすいのか、次のページで詳しく聞きました。
また、体験レッスンを受けた後、まだ子どもの機が熟さないうちに、「じゃあこの習い事をしましょう」と親が拙速に主導しないほうがいい、と竹内さんはアドバイスします。「子どもを『指示待ち人間』に育てたくないと考えているなら、習い事選びにおいても、親が先回りしないように、心構えを変えていく必要があると思います」
そのために親が頑張ったほうがいいところ、反対に、力を抜いたほうがいいところとはどこでしょうか。習い事や趣味、将来の進路などにつながる「本物に触れる体験」をする際に抑えたいポイントや、子どもが何かを「習得する」ために必要な要素、習い事をスタートするなら気を付けたい点などを聞いていきます。