共働き目線の塾研究
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1塾って通わないといけない場所? 目的とメリデメは←今回はココ
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2「1年生からの進学塾通い」って実際はどうなの?
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3入塾テスト準備、何すれば? してはいけない対策も
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4受験塾の下位クラスになったら通う意味はないの?
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5現役教室長と共働き親に聞く、四大「大手塾」の面倒見
塾選びは家庭によって条件も重視すべきポイントも異なる
学年が上がるにつれ気になってくるのが塾の存在。「○○ちゃんは塾に通い始めたらしい」といった情報につい耳をそばだててしまう人がいるかもしれません。でも気になるとはいえ、いつごろからどんな塾に通えばよいのかが分からないという人も少なくないのでは。そもそも今どき、塾とは「通って当たり前の場所」なのでしょうか?
「塾は通って当たり前のものではありません。中学受験をする子の中には、少数派とはいえ塾に通わない子もいます。ただし通うメリットが大きいことも確かです」と話すのは、長年大手進学塾で講師として活躍してきた教育・受験指導専門家の西村創さんです。
中学受験をする・しないにかかわらず、塾通いを検討する際には考えるべきことがいくつかあると西村さん。
「家から近いから、友だちが行くから、有名だから……さらには『うちの子は勉強ができるから』という理由で有名進学塾を選ぶ人もいますが、これらの選び方はNGです」
さらに、塾選びは住まい選びと一緒で万人にとってのベストな塾はないことも知ってほしいと西村さん。
「住まい選びは、マンションか戸建てか、駅チカか、駐車場は必要か……など、人によって選ぶポイントがそれぞれですよね。塾選びもこれと同じで家庭によって条件も重視すべきポイントも異なります」
塾の世界が気になるけれども、いまいち足の踏み入れ方が分からないという人は多いはず。共働き家庭が塾選びをする際に、親子で何を考え、どんな選び方をすればよいのか、そもそも何のために塾に行くのか、そのメリット、デメリットについて西村さんに詳しく聞いていきます。

