続婚?離婚?家族のカタチの最適解
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1読者アンケート「離婚を考えたことがある」7割
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2子連れ離婚経験者が語る「後悔していない。でも…」←今回はココ
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3離婚後に子どもへのダメージを最小限にする共同養育
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4離婚によってかかるお金/長期的に必要なお金は?
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5穏やかな「凪(なぎ)婚」落とし穴と夫婦愛再燃コツ
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6荻野みどり 夫とのコンビ解消でも子育てチーム続行
何度も、「本当に離婚していいのか」悩んだ
もう離婚して、一人で子どもを育てたほうがいいのではないか──日々の生活の中で、そう思ったことがある人は少なくないのではないでしょうか。
でも実際に離婚するとなると、簡単ではありません。特に子どもがいれば、金銭面、環境面から想像以上のエネルギーを使うことになるかもしれません。
では離婚経験者は何がきっかけで決意したのでしょう。前回紹介した読者アンケートの結果では、一番多い離婚や別居のきっかけは「性格の不一致」がトップで、「モラハラ、DV」が続きました。
またその他の意見の中には「妊娠中の夫の不貞、ゲームばかりで子どもに興味なさすぎる」(42歳、女性)、「セックスレスのため」(41歳、女性)、「夫が部屋を片付けられないのが心底嫌になった」(40歳、女性)という回答も見られました。
離婚を考えたことがある、もしくは現在、別居中や離婚調停中という人に、「経済面で、配偶者がいなくなっても生活できると思いますか」という質問では、DUAL読者らしく、半数を超える56.4%が「はい」と回答しています。その一方で「いいえ」も17.4%あり、「分からない」は22.6%でした。
日経DUALでは今回、子連れ離婚の経験者数人に個別インタビューを行いました。いずれの経験者も、頭を悩ませたのは「金銭面」と「子どもの環境面」で、何度も何度も、「本当に離婚していいのか」と自分に問いかけたといいます。
次ページからは、離婚経験者二人に、養育費で陥りがちな落とし穴、離婚で子どもに表れたストレス症状、それでも離婚してよかったというメリット、離婚を考えている人へのアドバイスなどについて語ってもらいました。
「離婚するために結婚したわけではない」と口をそろえる二人の思いとは。
